今後発表される中期経営計画に注目、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2019年2月21日 12時02分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

2/21付の「DailyOutlook」では、中期経営計画について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『3月期決算企業の第3四半期決算発表がほぼ終了し、市場の注目は来期業績にシフトしつつある。新年度の業績計画に合わせて、新たな中期経営計画(中計)を発表する企業も少なくない』と伝えています。

続けて、中計とは企業が3~5年程度を目安に設定する経営方針や財務数値目標であり、上場企業の6割強が策定し、情報開示している(日本IR協議会2018年4月調査)ことを挙げ、『2018年にコーポレートガバナンス・コードが改訂され、企業は従来以上に株主還元を重要視している。投資家がROEや資本コスト、還元性向の一段の改善を求めるようになったからだ。中計は、企業が資本効率に対する考え方を表明する絶好の機会となっているとともに、この中計が経営陣の「コミットメント」とみなされる傾向が強まっている』と分析しています。

さらに、『中計では株主還元策以外に成長戦略や事業構造改革、M&A戦略などが示されるケースもあり、株価が新たな材料を織り込むタイミングとなりやすい。また、過去の中計の達成実績いかんでは、新中計への期待感から株価は早めに物色される可能性がある。一方で、数値目標が非現実的と受け止められたり、保守的すぎる場合には失望売りが出るリスクがあり、注意したい』とまとめています。

最後にレポートでは、『新中期経営計画の発表が見込まれる主な銘柄』を紹介しています。詳しくは2/21付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.