21日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で4日ぶり反落、ハイテク関連は急伸

市況
2019年2月21日 16時51分

21日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.42ポイント(0.34%)安の2751.80ポイントと4日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、9.90ポイント(0.34%)安の2881.80ポイントで取引を終えている。

戻り待ちの売りに押される流れ。指数は20日まで3日続伸し、5カ月ぶりの高値水準を回復していた。この日も一時1%超上昇したものの、上海総合指数は心理的節目の2800ポイントを前に失速している(高値は2794.01ポイント)。米中通商協議に対する期待感は根強いが、結果を見極めたいとするスタンスも漂った。通商交渉はワシントンで19日に次官級協議が再開。21日には閣僚級に格上げしたハイレベルな協議が始まる。両政府は協議の内容を「覚書」としてまとめるほか、両国首脳の会談についても調整する予定だ。覚書について外電は20日、「技術移転や知的財産権、為替など主要な6つの構造問題で準備している」と関係筋情報として報じている。

業種別では、不動産株の下げが目立つ。保利地産(600048/SH)が2.1%高、金地集団(600383/SH)が1.8%高で引けた。資源・素材株、インフラ関連株、医薬株、保険株、消費関連株の一角などもさえない。

半面、ハイテク株は物色される。金融機関向けセキュリティーソフトの深セン市金証科技(600446/SH)と通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)がそろってストップ高。光ファイバーケーブル生産の烽火通信科技(600498/SH)が3.1%高と値を上げた。東方通信は連日で上場来高値を更新している。空運株、発電株、自動車株、証券株などもしっかり。

外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が0.23ポイント(0.08%)高の286.56ポイント、深センB株指数が5.81ポイント(0.62%)高の943.93ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.