明日の株式相場見通し=米中交渉の進展期待で買い優勢、投資家心理改善で売り物薄に

市況
2019年2月25日 17時26分

あす(26日)の東京株式市場は、米中貿易交渉の進展期待を背景に引き続き買い優勢で、日経平均株価は堅調な推移となりそうだ。きょうの東証1部の売買代金は1兆9870億円と2兆円を割り込む薄商い状態となっているものの、投資家心理は改善傾向にあり売り物薄が上昇相場の支えとなっているようだ。

市場関係者からは「米中の閣僚級貿易協議の期間延長や、米トランプ大統領が“3月1日の交渉期限を延期する用意がある”と述べるなど、交渉合意に向けての機運が高まっている。米中両国の貿易摩擦緩和に向けて、歩み寄りが進展するとの期待感が高まるなか、米株価指数先物が時間外で上昇し、中国・上海総合指数(終値は前週末比5.6%の上昇)が堅調な推移となったこともあり、日経平均も終値で心理的フシ目となる2万1500円を上回り、約2カ月半ぶりの高値水準に浮上した」との見方が出ていた。

週明け25日の東京株式市場は、前週末の米株高を引き継ぎリスク選好の流れとなり、日経平均は売り物をこなして上値指向となった。日経平均株価終値は、前週末比102円72銭高の2万1528円23銭と反発した。

日程面では、Atlassian Pty Ltd.が開発するプロジェクト管理用ツールをはじめとしたソフトウェア製品のライセンス販売及び導入支援などを手掛けるリックソフト<4429>が東証マザーズ市場に新規上場する。

このほかに海外では、米12月の住宅着工件数、米12月のS&PコアロジックCS住宅価格指数、米2月のCB消費者信頼感指数、パウエルFRB議長の米議会上院での議会証言が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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