東京株式(前引け)=反発、円高も内需株中心に買われる
27日前引けの日経平均株価は前営業日比103円83銭高の2万1553円22銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は5億654万株、売買代金概算は9367億8000万円。値上がり銘柄数は1111、対して値下がり銘柄数は901、変わらずは117銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、日経平均が朝方高く始まり、その後水準を切り上げ2万1500円近辺で売り物をこなした。前日の米国株市場でNYダウは反落したものの下げ幅は限定的でリスク選好ムードが継続している。外国為替市場ではドルが売られ、1ドル=110円台60銭近辺の推移と円高に振れていることで、輸出株には風向きが悪いものの、医薬品や建設、不動産など内需株が買いを集め全体相場を支えた。
個別では売買代金トップの武田薬品工業<4502>が高く、任天堂<7974>も買い優勢。ZOZO<3092>も上値追い。ファーストリテイリング<9983>、昭和電工<4004>なども買われ、東海カーボン<5301>も堅調。ショーケース・ティービー<3909>、エンビプロ・ホールディングス<5698>はストップ高。半面、キーエンス<6861>が軟調、村田製作所<6981>、ファナック<6954>も冴えない。ネオス<3627>が大きく売られ、鎌倉新書<6184>も安い。ダイフク<6383>、北の達人コーポレーション<2930>も下落した。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)