エクスモーション Research Memo(2):組込みソフトウェアの品質改善等を行うコンサルティング会社

特集
2019年2月27日 15時02分

■会社概要

1. 会社沿革

エクスモーション<4394>は2008年9月に、組込みソフトウェアの品質改善に特化したコンサルティングサービスを行うことを目的として、現代表取締役社長の渡辺博之(わたなべひろゆき)氏ら数名のコンサルタントが中心となって立ち上げた会社である。企業理念として、「高品質なソフトウェアを通して新しい社会の実現に貢献する」ことを掲げている。

渡辺氏は元々、メーカーで組込みソフトウェア開発に従事し、その中でオブジェクト指向の導入を進め生産性向上において大きな成果を上げてきた実績を持つ。その後、SIベンダーに転職して組込み分野におけるオブジェクト指向技術の導入支援事業を立ち上げると同時に、自らもコンサルタントとして顧客であるメーカーの開発現場での支援や人材育成に携わってきた。ただ、その会社では経営方針として売上規模の拡大を求められ、自身が志向していた付加価値の高いコンサルティングサービスとは方向性が異なっていたため、起業することを決断。知人であったソルクシーズ<4284>の代表取締役社長である長尾章氏から事業立ち上げのための資金援助を受け、会社を設立した。なお、ソルクシーズは同社株式の60.6%を保有する筆頭株主で、今後も連結対象子会社として株式を保有していく意向を示している。

会社設立後は前職時代のネットワークを生かして自動車メーカーを皮切りにコンサルティングサービスを開始し、コンサルティング要員も増やしながら徐々に顧客先を開拓していった。また、コンサルティング業務を行う際に利用するソフトウェアの品質診断ツールも自社で開発し、販売している。会社設立以降、同社の主要顧客となる自動車業界ではADASやEV、自動運転など相次いで新たな技術開発のテーマが生まれ、開発プロジェクトも増加するなど、事業環境面での追い風が続いたこともあり業績が順調に拡大、2018年7月に東証マザーズ市場に株式上場を果した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

提供:フィスコ

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