注目銘柄ダイジェスト(前場):ラオックス、SKIYAKI、ウェルスマネジなど

市況
2019年3月1日 12時02分

ラオックス<8202>:334円(+48円)

急伸。前日に前12月期の決算を発表、連結決算手続きに時間がかかり、決算発表が遅れていた。前12月期営業損益は8.5億円の赤字で、従来予想3億円の赤字を下回る内容に。歳暮商戦の売上未達、靴事業の秋冬商品の需要減退、販売促進策の早期実施などが影響した。一方、今期は20億円の黒字に回復する見通しとなっている。中期計画の数値目標通りではあるが、あらためて収益急回復期待を反映する動きが先行へ。

ウェルスマネジ<3772>:1595円( - )

ストップ高買い気配。3月31日を基準日とした1対2の株式分割実施を発表、流動性向上などへの期待感が先行へ。また、同社が出資する合同会社メトロを通じて保有する「イビススタイルズ大阪難波」について、メトロから不動産信託受益権の準共有持分51%を外部に譲渡するとの通知を受領、固定資産の譲渡益32.6億円が発生する状況ともなっている。ほか、京都市でホテルを運営する美松の買収も発表している。

パーク24<4666>:2703円(+29円)

大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表している。営業利益は54.9億円で前年同期比9.6%増益となり、45億円程度であった市場予想を上回る着地になっている。海外駐車場事業が低迷したものの、国内駐車場事業が堅調に推移しているほか、カーシェア・レンタカーが好調に推移したことで、モビリティ事業が大幅増益となっており、全体をけん引する形にも。

シンバイオ製薬<4582>:208円(-2円)

続落。6月30日(実質的には6月28日)の株主を対象に所有株4株につき1株の割合で併合すると発表している。現在の株式数が事業規模と比較して多いことに加え、株価水準の低さや株価変動率の大きさを併合の理由としている。18年12月31日現在の株主名簿によると、400株未満の株式を所有する株主1万3466人(所有株式数の合計223万4613株)が株主としての地位を失うことになり、投資家層の縮小が嫌気されている。

H.I.S.<9603>:4350円(+90円)

大幅続伸。前日に発表した第1四半期決算が好感されている。営業利益は59.8億円で前年同期比46.7%増となり、会社側の通期計画200億円、前期比11.0%増に対して順調なスタートを切っている。市場予想も45億円程度であったため、大きく上回る格好に。ゴールデンウイークの海外旅行売上高の好調な見通しなども示されているようだ。また、ハウステンボスの上場申請準備の開始も発表している。

SKIYAKI<3995>:632円(+29円)

大幅に反発。テクノスデータサイエンス・エンジニアリング<7046>とAIを活用したファンマーケティングでのサービスの企画・開発を目的に業務提携すると発表している。SKIYAKI<3995>が持つユーザーの行動履歴に対し、テクノスデータサイエンス・エンジニアリングのデータ分析技術とAI技術を活用する。第1弾のサービスの詳細は3月中旬に発表する予定。テクノスデータサイエンス・エンジニアリングも反発している。株価は朝高後、若干上げ幅を縮めている。

住友化<4005>:534円(-18円)

続落。前日に今期業績予想の下方修正を発表している。通期営業利益は従来予想の2050億円から1900億円、前期比24.3%減益に減額している。市場コンセンサスは従来の会社計画線上であった。メチオニンの市況低迷によるマージンの悪化、原油市況下落によるペトロラービグの業績低迷などが響いているもよう。なお、3月12日には次期中期計画の詳細が公表される予定になっている。

博展<2173>:1507円(+49円)

大幅に反発。31日(実質的には29日)の株主を対象に1株につき2株の割合で分割すると発表し、買い材料視されている。投資単位当たりの金額を引き下げ、流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図ることが目的。株式分割に伴って定款を一部変更し、発行可能株式総数を1000万株から2000万株に増やす。株価が25日移動平均線に近い水準まで上昇していることも買いに拍車をかけているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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