東京株式(前引け)=反落、米株安にアジア株安も加わりリスク回避売り
5日前引けの日経平均株価は前営業日比131円98銭安の2万1690円06銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億6083万株、売買代金概算は9952億8000万円。値上がり銘柄数は400、対して値下がり銘柄数は1655、変わらずは77銘柄だった。
きょう前場の東京市場は利益確定売り圧力が表面化し日経平均株価は反落。10月高値から12月安値までの半値戻し水準であった2万1700円台を前日に突破したのも束の間、再び2万1600円台に押し戻されている。米国株市場でNYダウが一時波乱含みの下げをみせたことで、東京市場でも目先リスクを回避する売りが優勢となった。中国・上海株や香港株などアジア株が総じて軟調だったことも投資家心理を悪化させた。東証1部全体の77%の銘柄が下落する売り圧力の強い地合い。売買代金は1兆円を下回った。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、武田薬品工業<4502>も売りに押された。東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>、太陽誘電<6976>なども安い。ピジョン<7956>が値下がり率トップに売られたほか、レオパレス21<8848>も大きく下げた。ダブル・スコープ<6619>、三井E&Sホールディングス<7003>なども下落した。半面、ファーストリテイリング<9983>が買われ、ZOZO<3092>も上昇した。双信電機<6938>は2日連続のストップ高。アダストリア<2685>が大幅高、ヤマシンフィルタ<6240>、昭和電線ホールディングス<5805>も高い。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)