13日の株式相場見通し=利益確定売りが優勢に、英のEU離脱問題混迷を警戒

市況
2019年3月13日 8時46分

13日の東京株式市場は、日本時間13日早朝に、英議会下院で採決されたEUからの離脱案が反対多数で否決されたことから欧州経済への先行き不透明感が強まり、利益確定売りが優勢の展開となりそうだ。前日の米株式市場でNYダウ平均株価は反落した。13日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=111円20銭台での推移となっている。

12日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比96.22ドル安の2万5554.66ドルと反落した。ボーイングが連日の急落となるなか、NYダウは軟調に推移。米2月消費者物価指数は前年同月比1.5%上昇と市場予想(1.6%上昇)をやや下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに動きにくくなるとの観測が浮上したことは全般相場の下支え要因に働いた。英議会はメイ首相が提出した欧州連合(EU)離脱修正案を否決したが、市場の反応は限定的だった。アナリストの格下げでコカ・コーラが安く、キャタピラーやナイキが値を下げた。半面、アップルやアマゾン・ドット・コム、アルファベット(グーグル)といった主力IT関連株は高く、エヌビディアやマイクロン・テクノプロといった半導体株もしっかり。ナスダック総合株価指数は、同32.967ポイント高の7591.031と続伸。

日程面では、Amazon Web Services(AWS)のインフラ基盤構築、リセール、保守・運用代行を手掛けるサーバーワークス<4434>が東証マザーズ市場に新規上場する。

このほかに、2月の国内企業物価指数、1月の機械受注統計、1月の第3次産業活動指数に注目。海外では、米2月の生産者物価、米1月の耐久財受注が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2019年03月13日 08時48分

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