話題株ピックアップ【夕刊】(3):ソレイジア、PSS、ファイバーG
■プレミアグループ <7199> 3,280円 +135 円 (+4.3%) 本日終値
プレミアグループ<7199>が反発。同社は13日、子会社のプレミアファイナンシャルサービスがオートクレジットの顧客に対してIoTを用いた新しい審査の取り組みを開始したと発表。このサービスは、グループ会社のCIFUT(シフト)が提供するIoT機器(GPS機能付きエンジン始動制御装置)を顧客の購入車両に取り付けることで、一定の条件のもとで連帯保証人の付帯を不要とする審査が可能になるという。
■信和 <3447> 1,024円 +25 円 (+2.5%) 本日終値
13日、東証が信和 <3447> [東証2]を20日付で市場1部に指定すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。
■ソレイジア・ファーマ <4597> 219円 +5 円 (+2.3%) 本日終値
ソレイジア・ファーマ<4597>がマドを開けて4連騰。抗がん剤などがん領域における新薬開発を手掛け、中国での展開に特長があるバイオベンチャー。2月に中国で承認された口内炎疼痛緩和剤の出荷が収益に貢献するほか、化学療法による末梢神経障害治療剤は、導入元が行う国際共同治験のフェーズ3に参画。中国では上海、北京のほか広州にも拠点を設けるなど中国での販売体制の強化に力を入れている。時価総額は200億円台と小さいが、商い活発でバイオ関連株のなかでも高水準の売買代金が目を引く。
■リスクモンスター <3768> 1,214円 +16 円 (+1.3%) 本日終値
リスクモンスター<3768>が4日続伸。13日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回発表の自社株買いでは、上限を8万7000株(発行済み株数の2.25%)、または1億円としており、取得期間は3月14日から4月26日まで。機動的な資本政策を実施することで資本効率の向上を図り、株主への利益還元を実現するためという。なお、今回取得する自社株については、9月末までに消却する予定としている。
■プレシジョン・システム・サイエンス <7707> 626円 +6 円 (+1.0%) 本日終値
プレシジョン・システム・サイエンス<7707>が9連騰、バイオ関連株人気に乗って異彩の上げ足をみせている。アンジェス<4563>の重症虚血肢治療薬「コラテジェン」承認に伴い同社株が大きく人気化したことを境に、再生医療と並んで遺伝子治療分野への注目度も高まっている。そうしたなか、PSSはDNA抽出装置など遺伝子や免疫、創薬分野での研究開発で使われる機械やソフトの開発を手掛けており、関連有力株として頭角を現している。同社株は2月中旬以降一貫して水準を切り上げ、特に3月に入ってからは上昇加速、動意前との比較で株価は2倍以上となっているが、時価総額は依然として160億円強に過ぎず、小型株特有の足の軽さが意識されている。
■ファイバーゲート <9450> 2,718円 +1 円 (+0.0%) 本日終値
ファイバーゲート <9450> [東証M]が続伸し、上場来高値を連日で更新した。13日大引け後、上場1周年記念株主優待を実施すると発表しており、権利確定日の26日を前に権利取りを狙う買いが向かったようだ。19年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律クオカード1000円分を贈呈する。
■サムコ <6387> 857円 -101 円 (-10.5%) 本日終値 東証1部 下落率2位
サムコ<6387>が急反落。13日の取引終了後、19年7月期の単独業績予想について、売上高を64億円から55億円(前期比0.6%増)へ、営業利益を9億6000万円から5億4000万円(同15.4%減)へ、純利益を6億4000万円から3億5000万円(同14.0%減)へ下方修正したことが嫌気された。スマートフォン市場の需要低迷や米中貿易摩擦の影響による中国経済の減速により、主要取引先である電子部品メーカーの設備投資意欲が一時的に低下し、同社の半導体電子部品製造装置の受注が伸び悩んでいることが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(18年8月~19年1月)決算は、売上高27億7200万円(前年同期比35.0%増)、営業利益2億8100万円(同3.6倍)、純利益1億8500万円(同3.8倍)だった。
■Hamee <3134> 785円 -26 円 (-3.2%) 本日終値
Hamee<3134>が反落。13日の取引終了後、19年4月期の連結業績予想について、売上高を102億1400万円から100億3100万円(前期比7.0%増)へ、営業利益を14億300万円から10億2600万円(同25.6%減)へ、純利益を9億7900万円から7億1800万円(同17.7%減)へ下方修正したことが嫌気された。自社企画商品が中心の国内に対して仕入れ商材の取り扱いが多い米国の売上高が大幅に伸びたことや、海外事業本格化のために人材確保が急務であることから利益率の低下が予想されることに加えて、1月にリリースした音声メッセージロボットなどに対する研究開発投資などが影響する見通し。また、プラットフォーム事業、コマース事業総合でM&Aなどの成長投資を加速したことで、のれん償却費などが発生したことも一因としている。なお、第3四半期累計(18年5月~19年1月)決算は、売上高76億6400万円(前年同期比8.7%増)、営業利益8億8200万円(同15.0%減)、純利益6億3100万円(同1.0%増)だった。同時に、上限を25万株(発行済み株数の1.55%)、または2億円とする自社株買いを発表した。株主への一層の利益還元と、経営環境の変化に対応した機動的な投資戦略を可能にするためとしている。
●ストップ高銘柄
クボテック <7709> 431円 +80 円 (+22.8%) ストップ高 本日終値
窪田製薬HD <4596> 660円 +100 円 (+17.9%) ストップ高 本日終値
霞ヶ関キャピタル <3498> 5,290円 +700 円 (+15.3%) ストップ高 本日終値
ビーマップ <4316> 789円 +100 円 (+14.5%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
エムティジェネックス <9820> 6,970円 -1,500 円 (-17.7%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース