15日の株式相場見通し=決算対策売り継続で軟調推移、円安進行で輸出関連には買い

市況
2019年3月15日 8時49分

15日の東京株式市場は、前日の日経平均のジリ安歩調の地合いを引き継ぐかたちで軟調な推移となりそうだ。前日の上昇幅縮小の一因ともなった国内機関投資家による3月期末を意識した決算対策売りはきょうも継続しそうだ。ただ、外国為替市場で円安・ドル高が進行していることから輸出関連株の一角には買いが先行する可能性もある。15日早朝の東京外国為替市場では、1ドル111円70銭台での推移となっている。

14日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比7.05ドル高の2万5709.94ドルと小幅続伸した。米株式市場は、金融株などが堅調で値を上げたものの上値は重い状態。米中首脳会談が4月以降に延期されたと伝わったことなどが買いを抑える要因となった。アナリストが「買い」推奨したアップルが高く、バンク・オブ・アメリカやシティグループなど銀行株がしっかり。ビザやナイキも値を上げた。半面、ボーイングやコカ・コーラが値を下げ、インテル、ファイザーが安い。ナスダック総合株価指数は、同12.495ポイント安の7630.910と4日ぶりに反落した。

日程面では、クラウド人材マネジメントシステム“カオナビ”を提供しているカオナビ<4435>が東証マザーズ市場に新規上場する。

このほかに、黒田日銀総裁の会見に注目。海外では、米2月の鉱工業生産・設備稼働率、米3月のNY連銀製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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