話題株ピックアップ【夕刊】(3):ポーラHD、Jエレベータ、ソフトバンクG

注目
2019年3月18日 15時22分

■ポーラHD <4927>  3,515円  +65 円 (+1.9%)  本日終値

ポーラ・オルビスホールディングス<4927>が6日続伸。訪問販売と通信販売を主力とする化粧品大手でエステ併設店にも注力し顧客需要を捉えている。インバウンド需要は減少傾向にあるが、同社はその分を海外展開を加速させることでカバーしている。19年12月期は前期比小幅ながら増益を確保できる見通しで、これで10年12月期以降10期連続の増益を達成する見込みだ。市場では「今年1月に投入した肌のトクホ・ディフェンセラが大ヒットの兆しで株価はこれを織り込みに行く動き」(国内中堅証券)と指摘されている。

■Jエレベータ <6544>  2,131円  +35 円 (+1.7%)  本日終値

ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>が5日ぶり反発。同社はエレベーターやエスカレーターのメンテナンスを手掛けているが、前週末15日の取引終了後、ビルメンテナンス事業を手掛ける上新ビルサービス(新潟県上越市)の全株式を取得し子会社化することを発表、これによる業容拡大への期待が株価を浮揚させる背景となった。上新ビルサービスは上越市を地盤として地域に密着したビルメンテナンス事業を展開、地場事業者トップクラスの知名度と実力を有している。

■ソフトバンクグループ <9984>  10,965円  +125 円 (+1.2%)  本日終値

ソフトバンクグループ<9984>は3日続伸、全市場ベースで売買代金トップ、ETFのNEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>をも大きく上回るなど物色人気が集中した。全体相場は目先利益確定の売り圧力は観測されるものの、前週末に続き上値指向が強い。日経平均株価への指数寄与度の高い同社株はその象徴として強い動きを続けている。同社が実施している6000億円を上限とする自社株買いに対し市場の関心が高まっている。現時点で自社株購入額は上限の半分程度とみられており、今期末に向けての短時日で残りを買い切るのか否かその動向が注目されている。

■デジタルアーツ <2326>  9,060円  +80 円 (+0.9%)  本日終値

デジタルアーツ<2326>が3日ぶりに反発。午後1時ごろ、従来18円を予定していた19年3月期の期末配当を12円増額して30円にすると発表しており、これを好材料視した買いが入った。年間配当は48円(従来予想36円)となり、前期実績に対して20円の増配になる予定だ。

■丸三証券 <8613>  756円  -57 円 (-7.0%)  本日終値  東証1部 下落率2位

15日に業績修正を発表。「未定だった今期配当は23円実施」が嫌気された。

丸三証券 <8613> が3月15日大引け後(16:30)に配当修正を発表。従来未定としていた19年3月期の年間配当は23円(前期は65円)実施する方針とした。

⇒⇒丸三証券の詳しい業績推移表を見る

■ヤーマン <6630>  1,196円  -7 円 (-0.6%)  本日終値

ヤーマン<6630>が4日続落。大和証券は15日、同社株の投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」へ引き下げた。目標株価は3100円から1300円に見直した。第3四半期(8~10月)の連結営業利益が前年同期比38%減の7億8000万円に落ち込んだことを警戒している。インバウンドの減少により家電量販店などへの卸売りを行う店舗が大幅に落ち込んでいる。また、これまで急拡大していた海外も韓国のインバウンド需要が落ち込んだとみている。同証券では、同社の19年4月期連結営業利益を従来予想の69億円から62億円(前期比15%増)に見直しており、会社計画(64億円4400万円)の達成のハードルは高まったとみている。

■Mマート <4380>  1,451円  +300 円 (+26.1%) ストップ高   本日終値

Mマート<4380>がストップ高。同社は業務用食材の卸サイトを運営するが、店舗数の増勢が顕著で収益は好調だ。15日取引終了後に発表した20年1月期の単独業績予想は、営業収益が7億4700万円(前期比14.0%増)、営業利益は2億1200万円(同44.7%増)、最終利益は1億4200万円(同67.7%増)と大幅な伸びを見込んでいる。営業利益は前期も2ケタ増益を達成しており、成長が加速する見通しにあることでこれを評価する買いを呼び込んだ。また、20年1月期は年10円で初配当を行う見通しにあることも人気を助長した。

■東洋刃物 <5964>  1,620円  +300 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値

東洋刃物<5964>がストップ高。同社は15日取引終了後、フェローテックホールディングス<6890>と資本業務提携を締結することを発表。フェローテックHDが持つ半導体関連のグローバルネットネットワークを活用し、洋刃物の高精度精密製品の販売強化や海外市場での効率的な販売を図る。官民ファンドの地域中核企業活性化投資事業有限責任組合(REVIC)が保有する洋刃物の株式をフェローテックHDが取得する。これに伴い、フェローテックHDは5月をメドに洋刃物の33.31%の株式を保有する筆頭株主となる予定だ。

■リボミック <4591>  890円  +150 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値

リボミック<4591>がストップ高。前引け後、滲出型加齢黄斑変性症治療薬として開発中のRBM-007の米国第1/2a相臨床試験について、第2コホート(中用量群)の安全性が確認され、第3コホート(第2コホートより投与量が増加)の最初の患者への投与が行われたと発表しており、順調な進捗を好感した買いが入った。外部の安全性評価チームが、第1コホートに引き続きいずれの患者においても安全性について問題となる事象は認められないと判断し第3コホートの開始を推奨したという。なお、同第1/2a相臨床試験は3用量(3コホート)を設定し、各3人ずつの患者(予定)に対して、RBM-007を単回投与(硝子体内注射)し、主に安全性及び忍容性を確認することを目的に行われている。

■SKIYAKI <3995>  918円  +150 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値

SKIYAKI <3995> [東証M]がストップ高。15日大引け後に発表した19年1月期の連結経常利益は前の期比20.4%減の1億7200万円になったが、従来予想の1億1700万円を上回って着地。続く20年1月期は前期比54.1%増の2億6500万円(予想レンジ中値)に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は既存案件の成長や新規案件の獲得が寄与し、ファンクラブサービスの有料会員数が引き続き増加する見込み。なお、ECサービスの出荷額が予想困難であること、新規M&Aの業績への影響に不確実性があることを踏まえ、レンジ形式の業績予想とした。また18日朝、テクノスデータサイエンス・エンジニアリング <7046> [東証M]とエンタテインメント業界初のファンマーケティングサービス「bitfan analysis」の共同開発を開始したことを明らかにしている。

●ストップ高銘柄

バリューゴルフ <3931>  1,440円  +300 円 (+26.3%) ストップ高   本日終値

ETFSパラ <1675>  20,290円  +4,160 円 (+25.8%) ストップ高   本日終値

省電舎ホールディングス <1711>  483円  +80 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

松尾電機 <6969>  636円  +100 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値

ケイブ <3760>  1,084円  +150 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

など、14銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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