明日の株式相場見通し=FOMCを前に買い手控え、材料難で売買代金は低調

市況
2019年3月19日 17時06分

あす(20日)の東京株式市場は、翌日が春分の日で休場となることに加え、現地20日に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にしていることもあり、売り買いともに手控え姿勢が強まりそうだ。国内に買い手掛かり材料が乏しいことから、日経平均はもちあい弱含みの推移が想定される。

市場関係者からは「前日に日経平均が続伸して、フシ目とされる2万1500円台を回復したことで、きょうの東京株式市場は目先的な達成感から利益確定の売りが優勢となった。とくに、今後本格化する2月期決算会社の業績発表を前に、収益見通しへの不透明感から小売株に安いものが目立った。全般に主力大型株に対しては見送りムードが強く、きょうの東証1部の売買代金は1兆8954億円と、2兆円を大きく下回った」との見方が出ていた。

日程面では、ITフリーランスの働き方を支援し、企業向けに技術リソースのシェアリングを提供するIT人材事業、ならびにIT人材育成、ゲーム・動画制作などを手掛けるギークス<7060>が東証マザーズ市場に新規上場する。

このほかに、3月の月例経済報告、日銀金融政策決定会合議事要旨(1月22~23日開催分)、18日時点の給油所の石油製品価格、2月の全国コンビニエンスストア売上高に注目。海外では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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