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2019年3月18日 19時30分
特集

見逃された“あの株”に復活の風、3月期末は「1月決算」好業績株が舞う <株探トップ特集>

―個別株物色ニーズは旺盛、ここは意外に見逃されている20年1月期の実態良好な銘柄をマークしたい―

週明け18日の東京株式市場は、前週末の米株式市場でNYダウ平均株価が3日続伸したことを好感して買い優勢のスタートとなった。その後、3月期末の配当権利取りの買いが、戻り売りを吸収するなど、日経平均はこの日の高値圏での堅調な推移となった。そうしたなか、個別銘柄への物色意欲は強まる傾向にある。そこで今回は、足もとで発表されたばかりの20年1月期通期の業績予想で経常増益の割安銘柄に照準を当てた。

●クロスプラス、新業態の確立とアパレルの機能強化を推進

婦人服製造卸大手のクロスプラス <3320> [東証2]は15日、20年1月期の連結業績予想を発表した。売上高は640億円(前期比1.7%増)、経常利益は4億円(同67.8%増)、最終利益は3億5000万円(同8.1%増)を見込んでいる。同社は中期経営計画で、アパレル事業の創る力をベースに業態・機能を掛け合わせることで、新業態の確立とアパレルの機能強化を進めている。また、事業領域の拡大では、アパレル事業でのM&Aに加えて非アパレル事業への参入を進めることで、企業価値を高めるべく経営に取り組むとしている。

●トリケミカル、新規材料の市場投入と既存材料の生産性向上に注力

半導体、太陽電池の製造に必要な化学材料の製造販売を手掛けるトリケミカル研究所 <4369> は15日、20年1月期の連結業績予想を発表した。売上高は88億3000万円(前期比13.3%増)、経常利益は32億6000万円(同11.2%増)、最終利益は24億7000万円(同8.9%増)を見込んでいる。積極的な設備と人員への投資を行いながら、新規材料の市場投入と既存の材料の生産性向上を併せて図ることで、より収益力を確固たるものにする。また、東アジア市場の中長期的な成長を達成するため、台湾での子会社工場の建設や、韓国での関係会社と連携した事業活動を強力に推進することで、グループ全体のシナジーを強化し、事業の効率化、新規顧客の獲得を継続する。

●太洋基礎工業、独自の工事技術を全面に押し出し受注を積極化

太洋基礎工業 <1758> [JQ]は13日、20年1月期の単体業績予想を発表した。売上高は130億円(前期比20.9%増)、経常利益は6億5000万円(同32.3%増)、最終利益は4億5500万円(同29.4%増)を見込んでいる。今後、特殊土木工事では引き続き公共工事の元請受注に重点を置きながら、同社独自の技術を全面に押し出し、地中連続壁工事や液状化防止工事、杭抜き工事、障害物撤去工事、補強土壁工事などの提案を積極的に行い工事受注につなげていく。住宅関連工事でも、同社独自技術のTSC工法の積極的受注に努めるとともに新たに特許取得した工法の普及、受注活動に努め、各条件に合った幅広い基礎補強工法と建物沈下修正工事の提案や受注と併せ、工種の裾野を広げながら営業展開していく。

●アルトナー、高水準の求人需要で5期連続の増収増益へ

アルトナー <2163> は13日、20年1月期の単独業績予想を発表した。売上高は68億4400万円(前期比8.1%増)と増収を確保し、経常利益は8億7400万円(同10.1%増)、最終利益は6億400万円(同11.7%増)といずれも2ケタ増益を見込んでいる。同社は技術者派遣を主力とする人材サービス会社で、今期も企業の高水準な求人需要が追い風となる。業績は15年1月期以降、前期まで5期連続で大幅な収益増益成長を達成しており、今期もその流れを継続することが想定される。

●OSGコーポ、家庭用整水器や冷水機の導入が拡大

浄水器、アルカリイオン整水器の製造・販売を手掛けるOSGコーポレーション <6757> [JQ]は12日、20年1月期の連結業績予想を発表した。売上高は71億2000万円(前期比10.1%増)、経常利益は5億8000万円(同36.3%増)、最終利益は2億9000万円(同3.2倍)を見込んでいる。今期は引き続き大規模販売促進企画を展開し、家庭用整水器の販売が伸びるうえ、東京五輪の競技施設など向けに冷水機の導入が進み、2ケタ増収を見込む。併せて、創立50周年記念配当を実施する形で、今期の年間配当は前期比5円増の35円に増配する方針だ。

●タカショー、販売活動の強化や製造部門の設備拡大を目指す

タカショー <7590> が4日に発表した20年1月期の連結業績予想は、売上高186億3400万円(前期比4.9%増)、経常利益5億4200万円(同62.5%増)、最終利益3億7200万円(同9.9%増)を見込んでいる。同社はガーデニング商品の大手で、プロから消費者向けまで商材も幅広い。国内では、販売活動の強化ならびに製造部門の設備の拡大を図り、更なるガーデニングおよびエクステリア製品の販売強化、また若い世代のガーデニングへの参加を推進するIoTを取り入れた「Grow Care」(スマートガーデニング)の更なる開発を行うと共に、業務効率を改善し生産性向上の強化を図るため、AI・AI-OCRならびにRPA(ロボティクス・プロセス・オートメイション)の運用推進により経費削減に努める。

●ポールHD、デバッグ・検証ニーズの拡大が継続

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス <3657> が11日発表した、20年1月期の連結業績予想は、売上高は262億1700万円(前期比10.3%増)、経常利益は31億5000万円(同2.2%増)、最終利益は20億4500万円(同11.2%増)を見込んでいる。これで、経常利益は4期連続で過去最高益を更新する見通しとなっている。今期は国内でゲーム、ゲーム以外の業界ともデバッグ・検証ニーズの拡大が継続するうえ、ネットサポート事業では前期に引き続きフィンテックAI関連の支援サービスが伸び、2ケタ増収を見込む。また、業績好調に伴い、前期の年間配当を10円から11円に増額し、今期も前期比1円増の12円に増配する方針だ。

◆主な逆行高・好業績銘柄◆

経常

銘柄 <コード>      増益率  株価  PER

丸千代山岡家 <3399>    9.8  1485  14.3

イムラ封筒 <3955>    31.0   606  14.2

クロスプラス <3320>   68.1   710  14.9

トリケミカル <4369>   11.2  5070  16.0

バリューゴルフ <3931>  65.0  1440  16.2

ナイガイ <8013>     11.0   519   9.8

太洋基礎工業 <1758>   32.4  5550   8.2

アルトナー <2163>    10.1   917  16.1

丹青社 <9743>       5.4  1280  16.3

Casa <7196>      5.6   984  11.5

OSGコーポ <6757>   36.5   698  11.6

積水ハウス <1928>     6.6  1806   8.9

タカショー <7590>    62.8   434  17.0

ポールHD <3657>     2.2  1044  19.3

※株価は18日終値、単位:%、円、倍

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