郵船、商船三井などの上値追い続く、中国景気減速の懸念後退で買い戻し継続
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手海運株が揃って4日続伸。買い戻しの動きが継続するなか、業種別騰落率で「海運」は全33業種中で値上がり率トップとなっている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は700を下回る水準で底値模索が続いているが、これは中国の景気減速の影響が大きい。しかし、ここにきて中国の経済指標に底入れの兆しが見え始め、米中貿易交渉も進展期待が高まっている。グローバル物流の影響を受けやすい海運セクターは収益環境の風向きが変わりつつあるとの思惑が株価にポジティブ作用している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)