本日注目すべき【好決算】銘柄 TKP、リックソフト、エスクロAJ (9日大引け後 発表分)

注目
2019年4月10日 7時01分

9日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

TKP <3479> [東証M]  ★前期最終を46%上方修正

◆19年2月期の連結最終利益を従来予想の13億円→19億円に46.2%上方修正。減益率が37.2%減→8.3%減に縮小する見通しとなった。オフィススペースなど貸会議室の利用用途が拡大したことに加え、企業パーティや試験会場の需要増加で上位グレード施設の利用が大きく増加したことが寄与。税金費用が想定を下回ったことも最終利益を押し上げた。

ピックルス <2925>   ★今期経常は11%増で3期連続最高益更新へ

◆19年2月期の連結経常利益は前の期比26.6%増の15.6億円で着地。続く20年2月期も前期比11.4%増の17.3億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は主力の「ご飯がススム 」シリーズを中心にキムチ製品の販売が好調だったうえ、野菜価格が安定して推移したことも大幅増益の要因となった。今期はキムチや浅漬け、惣菜の販売拡大を図るほか、原料コストや物流費の抑制を進め、3期連続の2ケタ増益を目指す。

カナミックN <3939>   ★上期経常を一転15%増益に上方修正

◆19年9月期上期(18年10月-19年3月)の経常利益(非連結)を従来予想の2億円→2.6億円に30.0%上方修正。従来の11.5%減益予想から一転して15.0%増益見通しとなった。利益率の高い医療・介護関連クラウドの契約やネット広告サービスの売上高が想定を上回ったことが寄与。

リックソフト <4429> [東証M]  ★前期経常最高益予想を36%上乗せ

◆19年2月期の連結経常利益を従来予想の2.8億円→3.8億円に35.9%上方修正。増益率が2.2倍→3.0倍に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。豪アトラシアン社製プロジェクト管理ツールのライセンス販売が想定より伸びたことが寄与。第4四半期に複数年分での契約更新やユーザー数を増やした上での更新契約の受注があった。

エスクロAJ <6093>   ★今期経常は49%増益、4.7%上限に自社株取得へ

◆19年2月期の連結経常利益は前の期比45.4%減の3億9600万円に落ち込んだものの、続く20年2月期は前期比48.7%増の5億8900万円にV字回復する見通しとなった。今期は主力のエスクローで金融機関や不動産業者向け決済サービス、BPO事業で事務業務受託の拡大を図る。また、不動産オークション事業では相続案件の需要を取り込み、22.9%の大幅増収を見込む。

併せて、発行済み株数の4.72%に相当する200万株(金額で5億円)の自社株買いを実施すると発表。株主還元の強化を好感する買いが期待される。

株探ニュース

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