三菱UFJグループが米仮想通貨企業へ出資 公式文書で公表【フィスコ・ビットコインニュース】

通貨
2019年4月17日 18時23分

世界有数の金融グループである株式会社三菱UFJフィナンシャルグループは、運営ファンドの三菱UFJイノベーション・パートナーズを通じて、Chainalysis, Inc.への出資を行なったことを公式文書を通じて正式に発表した。

資金調達額は、三菱UFJイノベーション・パートナーズと米ベンチャー企業「Sozoベンチャーズ」から6.7億円相当と報じられている。

本出資により、チェイナリシス社は、アジア太平洋地域での事業展開の拡大ならびに同地域でのオフィス開設を検討する。

チェイナリシス社とは

米ニューヨークを拠点とする調査会社チェイナリシスは、世界中の法執行機関、規制当局と調査内容やコンプライアンスソリューションの提供で提携し、米国の内国歳入庁と協定を結んでいる。

情報のプライバシーを守りつつ、機械学習などの技術を駆使し、仮想通貨における違法な取引などの捜査を行う当局のほか、仮想通貨業者や金融機関にも技術を提供している。

仮想通貨領域におけるコンプライアンス・ツールの開発としており、アジア太平洋地域での仮想通貨市場の拡大に伴い、アジア太平洋地域で事業を大幅に拡大している。

2018年には、APAC(アジア太平洋)でサービスを提供するクライアント数を2倍以上に増やし、顧客の契約収益を16倍以上に増やしたとされる。

独自デジタルコインの実証実験を進める

なお、三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)は、2019年内の大規模実証実験を目指し、独自デジタルコイン「coin」の開発を進めている。

「coin」は、送金や支払いを簡単に行えるよう設計されており、専用アプリをダウンロードするだけで送金・代金支払いに「coin」を利用できるようになる予定だ。

三菱UFJグループは、コンビニや飲食店での支払いのほか、割り勘など個人間の送金にも利用してもらい、決済がスムーズに行われるかどうかや、セキュリティ面で問題がないかなどを検証するなどしており、独自通貨の実証実験を進めている。

ブロックチェーンを利用することで、個人の特定をせずにビッグデータの収集やマーケティングへの応用を行うほか、小売店などの事業者が社名を冠した通貨として利用することが可能になることが、時事通信の報道から明らかになった。これらは、加盟店に利用を促す大きな利点となり得るだろう。

(記事提供:コインポスト)

CoinPost(コインポスト)は、日本最大級の仮想通貨・ブロックチェーン総合情

報メディアサイトです。国内外の情報を迅速に捉え、考察も含めたオリジナル記事を配信しています。

《SI》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.