本日注目すべき【好決算】銘柄 NSD、ベネ・ワン、コムチュア (8日大引け後 発表分)

注目
2019年5月9日 7時01分

8日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

【NSD <9759> 】 ★今期経常は7%増で12期ぶり最高益・31円増配、自社株買いも実施へ

◆19年3月期の連結経常利益は前の期比7.8%増の87.5億円で着地。続く20年3月期も前期比7.4%増の94億円に伸び、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期も企業のIT投資へのニーズ拡大を追い風に、システム開発の受注が伸びる。AIやIoT関連など“新コア事業”に注力し、8期連続の増収増益を目指す。

業績好調に伴い、前期の年間配当を57円→60円に増額し、今期は前期比31円増の91円に大幅増配する方針とした。今期は上期に創立50周年記念配当として28円、期末に普通配当63円を実施する計画だ。

併せて、発行済み株式数の1.93%に相当する80万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。

ベネ・ワン <2412>   ★今期経常は17%増で9期連続最高益更新へ

◆19年3月期の連結経常利益は前の期比23.1%増の77億円で着地。続く20年3月期も前期比17.4%増の90.5億円に伸び、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も働き方改革の進展を追い風に、主力の福利厚生代行サービスの会員増加が続く。また、福利厚生との連携強化で健康診断や保健指導の運営代行を手掛けるヘルスケア事業の収益も拡大する。

ロードスター <3482> [東証M]  ★1-3月期(1Q)経常は2.6倍増益で着地

◆19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の8.8億円に急拡大して着地。不動産投資事業で大型案件を売却したことが収益を大きく押し上げた。業務拡大に伴う人件費の増加を吸収し、大幅増益を達成した。

電算システム <3630>   ★1-3月期(1Q)経常は98%増益、対上期計画94%進捗

◆19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比97.7%増の7.8億円に拡大して着地。オークション業務システムや地方公共団体向け業務システム、クラウド関連サービスなどの案件が大きく伸びた。また、ギフト処理サービスや請求書作成代行といったアウトソーシング業務の受注も好調だった。

上期計画の8.3億円に対する進捗率は93.9%に達しており、業績上振れが期待される。

コムチュア <3844>   ★今期経常は12%増で8期連続最高益、10円増配へ

◆19年3月期の連結経常利益は前の期比28.1%増の25.7億円で着地。続く20年3月期も前期比11.6%増の28.7億円に伸び、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はクラウド事業を核にコンサルティングやシステム設計など上流工程からの受注を強化し、さらなる高付加価値化を図る。

併せて、前期の期末配当を19.5円(年間配当は48円)実施するとし、今期は前期比10円増の58円に増配する方針とした。

Ubicom <3937>   ★前期経常最高益予想を15%を上乗せ

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の5.1億円→5.9億円に15.4%上方修正。増益率が44.2%増→66.5%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。事業ポートフォリオの構成を変革したことによる高収益モデルの確立を前倒しで実施したことが利益を押し上げた。

インテリW <4847>   ★7-3月期(3Q累計)経常が84%増益で着地

◆19年6月期第3四半期累計(18年7月-19年3月)の経常利益(非連結)は前年同期比84.5%増の6.8億円に拡大して着地。金融システムソリューション事業で利益率の高い自社製パッケージソフトの販売が大きく伸びたことが寄与。不採算の開発案件がなくなったことも増益の要因となった。

和井田 <6158> [JQ]  ★前期経常最高益予想を19%上乗せ、配当も7円増額

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の16.6億円→19.8億円に18.9%上方修正。増益率が95.5%増→2.3倍に拡大し、従来の12期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は昨年8月に続き、2回目。旺盛な工作機械需要や欧州を中心とした海外展開を背景に、特殊研削盤の販売が想定より伸びたことが寄与。生産性向上による原価低減が進んだことも上振れに貢献した。

業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の36円→43円(前の期は21円)に増額修正した。

テクノスマート <6246> [東証2]  ★前期経常を29%上方修正

◆19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の18.2億円→23.5億円に29.1%上方修正。増益率が42.1%増→83.5%増に拡大する見通しとなった。設計仕様の変更や製造工程の見直しなどの原価低減施策を進めたことで採算が大きく改善した。

丸和運輸機関 <9090>   ★今期経常は21%増で5期連続最高益、7.4円増配へ

◆19年3月期の連結経常利益は前の期比27.2%増の60.4億円で着地。続く20年3月期も前期比20.7%増の73億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はネット通販の当日お届けサービスの受注拡大に注力するほか、低温食品物流のさらなる機能強化を進める。

同時に、今期の年間配当は前期比7.4円増の43.8円に増配する方針とした。併せて、22年3月期に経常利益100億円を目指す中期経営計画を策定。

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