話題株ピックアップ【夕刊】(3):カゴメ、アウトソシン、コロワイド

注目
2019年5月9日 15時19分

■カゴメ <2811>  2,685円  -271 円 (-9.2%)  本日終値

8日に決算を発表。「1-3月期(1Q)最終は36%減益で着地」が嫌気された。

カゴメ <2811> が5月8日大引け後(15:40)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年12月期第1四半期(1-3月)の連結最終利益は前年同期比35.7%減の11.3億円に落ち込み、通期計画の95億円に対する進捗率は11.9%となった。

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■アウトソーシング <2427>  1,289円  -127 円 (-9.0%)  本日終値

8日に決算を発表。「1-3月期(1Q)税引き前は20%減益で着地」が嫌気された。

アウトソーシング <2427> が5月8日大引け後(15:45)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前利益は前年同期比19.9%減の15.5億円に減り、1-6月期(上期)計画の42億円に対する進捗率は36.9%となり、3年平均の36.1%とほぼ同水準だった。

⇒⇒アウトソーシングの詳しい業績推移表を見る

■日本エスコン <8892>  717円  -65 円 (-8.3%)  本日終値

8日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は16%増益も対上期進捗は過去平均を下回る」が嫌気された。

日本エスコン <8892> が5月8日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比16.4%増の29.1億円に伸び、1-6月期(上期)計画の56億円に対する進捗率は52.0%に達したものの、5年平均の78.1%を下回った。

⇒⇒日本エスコンの詳しい業績推移表を見る

■IHI <7013>  2,366円  -171 円 (-6.7%)  本日終値

8日に決算を発表。「今期経常は12%減益、前期配当を10円増額・今期も70円継続へ」が嫌気された。

IHI <7013> が5月8日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比3.1倍の657億円に拡大したが、20年3月期は前期比11.8%減の580億円に減る見通しとなった。同時に、前期の年間配当を60円→70円(前の期は33円)に増額し、今期も70円を継続する方針とした。

⇒⇒IHIの詳しい業績推移表を見る

■コロワイド <7616>  2,114円  -130 円 (-5.8%)  本日終値

コロワイド<7616>が大幅続落。8日の取引終了後、集計中の19年3月期連結業績について、売上高が2584億6100万円から2443億6000万円(前の期比0.6%減)へ、営業利益が87億6600万円から40億8200万円(同3.8%減)へ、純利益が22億8900万円から6億3200万円(同46.0%減)へ下振れしたようだと発表し、大幅営業増益予想から一転して減益着地したことが嫌気された。出店計画の全般的な未達に加えて、居酒屋業態やステーキ業態の苦戦、回転寿司業態の回復の遅れなどが売上高・利益を押し下げた。また、店舗固定資産に対して、新たな減損損失を計上したことも響いた。

■トヨタ自動車 <7203>  6,545円  -214 円 (-3.2%)  本日終値

トヨタ自動車<7203>は3日続落。午前9時過ぎに一時、1ドル=109円80銭台と為替の円高基調が続いていることが警戒されている。米中貿易交渉の不透明感で、米株式市場が軟調に推移していることも懸念要因となっている。8日の決算発表で明らかにされた20年3月期の連結営業利益予想は前期比3%増の2兆5500億円だった。ただ、アナリストからは「保守的な収益計画」との見方も出ている。SMBC日興証券では今3月期の営業利益は2兆6200億円と予想している。

■日本郵船 <9101>  1,741円  -56 円 (-3.1%)  本日終値

日本郵船<9101>、商船三井<9104>など大手をはじめ海運株が下値を探る展開。米国が対中制裁関税の引き上げを正式表明したことで、米中摩擦懸念の再燃とそれに付随した中国景気への影響が全体相場のリスク回避ムードを作り出している。特に海運は、中国の景気動向と連動しやすく、目先は売り圧力が強い。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は5月7日時点で大幅続落して1000の大台から大きく下放れ、936まで水準を落としており、これもマイナス材料となった。

■三菱UFJ <8306>  526.1円  -10.2 円 (-1.9%)  本日終値

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は3日続落。大発会の年初来安値526円40銭もついに下回り、4カ月ぶりに年初来安値更新となった。金融市場の不透明感が強まるなか、世界的な金利低下の流れが収益環境の悪化をもたらしている。同社の19年3月期決算発表は来週15日に予定されているが、最終減益で着地した公算が大きい。予想配当利回りは4%を超えているものの、ここ最近は機関投資家とみられる大口の売り圧力が押し目買いを凌駕している。

●ストップ高銘柄

タツミ <7268>  411円  +80 円 (+24.2%) ストップ高   本日終値

環境管理センター <4657>  900円  +150 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値

サイバネットシステム <4312>  631円  +100 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値

ミサワホーム <1722>  951円  +150 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値

Amazia <4424>  4,490円  +700 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

キクカワ <6346>  5,540円  -1,500 円 (-21.3%) ストップ安   本日終値

リンクバル <6046>  803円  -150 円 (-15.7%) ストップ安   本日終値

など、3銘柄

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