話題株ピックアップ【昼刊】:イーレックス、大陽日酸、ブレインP

注目
2019年5月14日 11時39分

■イーレックス <9517>  1,212円  +203 円 (+20.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

イーレックス <9517> が急騰。13日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比5.3%減の42.9億円になったものの、続く20年3月期は前期比67.3%増の71.8億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は東京電力エナジーパートナーと3月に設立した共同出資会社が小売事業の収益拡大に貢献する。また、相対電源の多様化で電源調達コストの低減を図る。そのほか、電力発電事業では豊前、大船渡発電所の営業運転開始を予定する。

■図書印刷 <7913>  1,119円  +150 円 (+15.5%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率3位

図書印刷 <7913> がストップ高買い気配。13日大引け後、親会社の凸版印刷 <7911> が株式交換によって完全子会社化すると発表したことが買い材料視された。8月1日付で同社株1株に対し、凸版株0.80株を割り当てる。凸版の13日終値1711円から算出した理論価格は1368円となり、本日はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。同社株は7月30日付で上場廃止となる予定。

■MDV <3902>  1,137円  +150 円 (+15.2%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率4位

メディカル・データ・ビジョン<3902>がストップ高まで買われている。同社は13日取引終了後に、19年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業損益が1億200万円の黒字(前年同期は3100万円の赤字)に浮上したことが好感されているようだ。売上高は8億6900万円(前年同期比23.5%増)で着地。大規模診療データベースを用いた調査・分析サービスの売り上げなどが好調だった。なお、通期業績予想は売上高42億5000万円(前期比18.8%増)、営業利益5億円(同42.2%増)とする従来計画を据え置いている。

■大陽日酸 <4091>  2,053円  +245 円 (+13.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位

大陽日酸 <4091> が急反騰し、上場来高値を更新した。13日大引け後に発表した19年3月期の連結最終利益は前の期比15.6%減の412億円に落ち込んだが、続く20年3月期は前期比38.0%増の570億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は昨年12月に米プラクスエアから買収した欧州ガス事業、今年2月にリンデから買収した米HyCO事業の通期寄与などが収益を押し上げる。併せて、前期の年間配当を24円→25円(前の期は23円)に増額し、今期も前期比1円増の26円に増配する方針としたことも評価材料となった。

■マクロミル <3978>  1,343円  +159 円 (+13.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位

マーケティングリサーチ大手のマクロミル <3978> が急反騰。13日大引け後に発表した19年6月期第3四半期累計(18年7月-19年3月)の連結税引き前利益が前年同期比4.2%増の64.8億円に伸びて着地したことが買い材料視された。昨年7月に子会社化したH.M.マーケティングリサーチの業績上積みや17年10月に買収した米Acturus社の通期寄与などで、12.4%の増収を達成。人員・オフィスの拡充や新規連結開始に伴う費用の増加が利益を圧迫したが、増収効果で補い増益を確保した。通期計画の70.5億円に対する進捗率は91.9%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ブレインパッド <3655>  8,070円  +900 円 (+12.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位

ブレインパッド<3655>は全般下げ相場に抗して続急騰。前日は、1000円高はストップ高に買われる人気となったが、きょうもその余勢を駆って900円を超える上昇をみせた。人工知能(AI)を使ったビッグデータ分析などアナリティクス事業を主力に展開するが、案件大型化や長期化を背景に売上高の拡大が顕著となっているほか、効率的なプロジェクト管理が奏功する形で利益率向上も進んでいる。19年6月期営業利益は従来予想の7億5000万~9億円から11億3000万円(前期比93.5%増)に大幅上方修正したことでがぜんマーケットの注目度が高まった。7月1日付で草野隆史氏が新たな社長に就任するが、新社長の経営手腕にも期待が募っている。

■セントラルスポーツ <4801>  3,300円  +310 円 (+10.4%)  11:30現在

13日に決算を発表。「今期経常は11%増で2期ぶり最高益更新へ」が好感された。

セントラルスポーツ <4801> が5月13日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比0.9%減の39.5億円になったが、20年3月期は前期比11.4%増の44億円に拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収になる。

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■アルバック <6728>  3,650円  +295 円 (+8.8%)  11:30現在

13日に決算を発表。「今期最終を9%上方修正」が好感された。

アルバック <6728> が5月13日大引け後(15:00)に決算を発表。19年6月期第3四半期累計(18年7月-19年3月)の連結最終利益は前年同期比31.8%減の172億円に落ち込んだ。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の160億円→175億円(前期は359億円)に9.4%上方修正し、減益率が55.4%減→51.3%減に縮小する見通しとなった。

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■弁護士ドットコム <6027>  4,580円  +360 円 (+8.5%)  11:30現在

13日に決算を発表。「今期経常は2%増で7期連続最高益更新へ」が好感された。

弁護士ドットコム <6027> [東証M] が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期の経常利益(非連結)は前の期比1.2%増の5.1億円になり、20年3月期も前期比1.8%増の5.2億円に伸びを見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。10期連続増収、7期連続増益になる。

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■帝国繊維 <3302>  2,508円  +183 円 (+7.9%)  11:30現在

13日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は43%増益で着地」が好感された。

帝国繊維 <3302> が5月13日大引け後(15:40)に決算を発表。19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比43.1%増の29.8億円に拡大し、通期計画の50億円に対する進捗率は59.6%に達し、5年平均の44.5%も上回った。

⇒⇒帝国繊維の詳しい業績推移表を見る

■ヨコオ <6800>  1,767円  +120 円 (+7.3%)  11:30現在

13日に決算を発表。「今期経常は10%増益、2円増配へ」が好感された。

ヨコオ <6800> が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比12.9%増の32.8億円になり、20年3月期も前期比9.6%増の36億円に伸びる見通しとなった。10期連続増収、4期連続増益になる。

⇒⇒ヨコオの詳しい業績推移表を見る

■ハピネット <7552>  1,360円  +89 円 (+7.0%)  11:30現在

13日に決算を発表。「今期経常は10%増益へ」が好感された。

ハピネット <7552> が5月13日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比6.8%減の43.8億円になったが、20年3月期は前期比9.5%増の48億円に伸びる見通しとなった。

⇒⇒ハピネットの詳しい業績推移表を見る

■藤森工業 <7917>  2,926円  +148 円 (+5.3%)  11:30現在

13日に決算を発表。「今期経常は8%増で5期ぶり最高益、4円増配へ」が好感された。

藤森工業 <7917> が5月13日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比2.8%減の85.1億円になったが、20年3月期は前期比8.0%増の92億円に伸びを見込み、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。10期連続増収になる。

⇒⇒藤森工業の詳しい業績推移表を見る

■ガンホー <3765>  359円  +18 円 (+5.3%)  11:30現在

ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> が急伸。13日大引け後に発表した19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比2.1倍の130億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。リリース7周年記念イベント効果で「パズル&ドラゴンズ」の課金収入が伸びたことが寄与。子会社GRAVITYが運営するスマートフォン向けゲーム「ラグナロックM」の世界展開が進んだことも業績拡大に貢献した。昨年10月に東南アジア、今年1月から北米・南米・オセアニアでサービスを開始している。

■大真空 <6962>  1,099円  +150 円 (+15.8%) ストップ高   11:30現在

大真空 <6962> が買い気配でスタート。13日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比76.4%増の3億8100万円に伸び、従来予想の1億4000万円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。続く20年3月期も前期比2.4倍の9億3000万円に急拡大する見通しとなったことが買い材料視された。前期は円安進行で想定以上の為替差益が発生したことが上振れの要因となった。今期はIoTや5G(次世代通信規格)、車載関連の市場が拡大するなか、超薄型水晶デバイスなどの差別化製品を展開し、大幅増収増益を目指す。

●ストップ高銘柄

ニチリョク <7578>  1,021円  +150 円 (+17.2%) ストップ高   11:30現在

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

ビリングシステム <3623>  2,440円  -700 円 (-22.3%) ストップ安売り気配   11:30現在

ミズホメディー <4595>  1,862円  -500 円 (-21.2%) ストップ安   11:30現在

ロジザード <4391>  2,258円  -500 円 (-18.1%) ストップ安   11:30現在

ダブルスタンダード <3925>  4,560円  -1,000 円 (-18.0%) ストップ安   11:30現在

オロ <3983>  5,470円  -1,000 円 (-15.5%) ストップ安売り気配   11:30現在

など、6銘柄

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