東京為替:ドル・円は伸び悩み、クロス円の弱含みで

通貨
2019年5月21日 17時14分

21日の東京市場でドル・円は伸び悩み。全般的にドル買いの流れとなったが、クロス円の下げがドルの上昇を抑えた。

ドル・円は、日本時間の本日早朝に行われたパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演でハト派的な見解は示されず、米中対立への過度な懸念による円買いは後退した。ただ、日経平均株価が短期的に上昇に転じると、ドルは110円26銭まで上昇。

一方で、豪準備銀の議事要旨や総裁発言から6月利上げ観測が広がると豪ドルをはじめ主要通貨が対ドルで弱含み、ドル買いの流れに。ドル・円も上昇方向に振れやすい地合いとなったが、クロス円の下げに一段の上昇は抑えられた。

なお、ユーロ・円は123円10銭まで上昇後は122円78銭まで反落し、朝方付けた安値を更新した。また、ユーロ・ドルはじり安となり1.1172ドルから1.1144ドルまで弱含んだ。

・17時時点:ドル・円110円10-20銭、ユーロ・円122円80-90銭

・日経平均株価:始値21211.26円、高値21318.80円、安値21160.43円、終値21272.45円(前日比29.28円安)

【要人発言】

・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長

「インフレの枠組みは、根本的変化の基準は厳しくなる」

「貿易と関税が金融政策の道筋に及ぼす影響を判断するのは尚早」

「最近の生産性と労働参加率、健全な供給サイドの兆候」

・豪準備銀・議事要旨

「労働市場のさらなる改善がみられなければ利下げが適切」

【経済指標】

・特になし

【今日の欧米市場の予定】

・17:30 カーニー英中銀総裁らが議会証言(5月インフレ報告)

・18:00 OECD世界経済見通し

・23:00 米・4月中古住宅販売件数(予想:535万戸、3月:521万戸)

・23:00 ユーロ圏・5月消費者信頼感指数速報値(予想:-7.7、4月:-7.9)

・23:45 エバンス米シカゴ連銀総裁が討論会参加

・01:00 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演(NYエコノミッククラブ)

・日米通商交渉事務協議(ワシントン)

《MK》

提供:フィスコ

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