注目銘柄ダイジェスト(前場):イトヨーギョ、北の達人、イメージワンなど
イメージワン<2667>:594円(+26円)
大幅に4日続伸。再生医療関連事業に参入し、医療コンサルティングのRMDCと業務提携契約を締結すると発表している。細胞培養事業と化粧品原料事業を行う。RMDC代表取締役の宮川広之氏は再生医療関連事業に携わってきたという。また、RYUKYU ISG(沖縄県那覇市)と独占販売権を持つ販売代理店契約を締結し、核医学検査の「医療被ばく線量」と医療画像の「画質」を最適化する医療被ばく線量管理システム「onti」の販売を開始する。
イトヨーギョ<5287>:752円(+100円)
ストップ高。国土交通省では、災害時の物資輸送に重要な道路を対象に、電力会社や通信会社に電柱を撤去させる新たな制度を設けると報じられている。重要区間を指定して、10年間の猶予期間終了後は道路の利用許可を更新しないようだ。すでにある電柱を強制的に撤去させる制度は初めてとなるもよう。これを受けて、無電柱化へのシフトが一層進むとみられることで、同社など無電柱化関連製品を手掛ける企業にはメリット期待も。
Nuts<7612>:148円(-6円)
大幅に4日ぶり反落。第三者割当で第6回新株予約権18万6000個(潜在株式数は1860万株)を発行すると発表している。調達資金の22.71億円(差引手取概算額)は医療施設として使用する物件の内装工事などに充当する。24日現在の発行済株式総数7461万8220株に対する潜在株式数は24.9%で、将来の株式価値が希薄化するとの懸念から売り優勢となっている。
北陸電力<9505>:799円(+22円)
大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も970円から1090円に引き上げている。七尾大田火力発電所2号機の運転再開による増益可能性について、株価には十分織り込まれていないと判断している。割高な石油火力から割安な石炭火力への発電シフトで、130億円の燃料費減少効果を期待しているもよう。
NEC<6701>:4115円(+125円)
大幅続伸。クレディ・スイス証券では投資判断「アウトパフォーム」でカバレッジを再開、目標株価を4700円としている。今期業績上振れによって追加構造改革の余地が新たに出てくると予想されること、現経営陣の人事面での組織活性化策や戦略実効力から見込まれる収益改善シナリオは株価にとって有効とみられることなどを評価している。過去と異なり、成長期待事業が聖域化していないため、改革の手を打ちやすい状況と指摘。
北の達人<2930>:563円(+80円)
ストップ高。刺すヒアルロン酸化粧品「ヒアロディープパッチ」の人気が爆発、注文殺到により予約待ち人数が3万人超になっているようだ。会社側が先週末にリリースを発表している。同製品は、高濃度ヒアルロン酸を含む美容成分を小さな針状に凝縮し、肌に刺すことで角質層まで直接届ける「刺す化粧品」、発売以来の累計売上高は約42億円となっているもよう。人気商品の寄与による一段の業績成長を期待する動きが優勢となっている。
日産自<7201>:745.6円(+5円)
小幅反発。フィアット・クライスラーが仏ルノーに経営統合を提案すると報じられている。統合が実現した場合、ルノーと連携する同社や三菱自<7211>を合わせた年間販売台数は1500万台超となり、現在首位の独VWを大きく上回ることになる。一方、同社とルノーとの統合協議にも影響が想定され、ひとまずは協議の行方を見守りたいとの動きが優勢に。米ムーディーズが格付けを「A2」から「A3」に格下げしていることも上値抑制要因。
リボミック<4591>:644円(+1円)
朝高後にもみ合い。大塚製薬への導出品(RBM-001)に関する特許出願とその研究成果の取扱いに関し、覚書を締結したと発表している。リボミック<4591>は、共同研究契約の下で発明した「骨形成や骨代謝の異常に関連する疾患の治療薬」を特許出願。事業化後は大塚製薬へロイヤリティを支払う。今回の覚書の締結により、軟骨無形成症(RBM-007)とともに新たな骨系統疾患治療候補薬がリボミックのパイプラインに加わる。
テンポスHD<2751>:2288円(+71円)
大幅に反発。連結子会社のあさくま(愛知県日進市)が東証からジャスダックへの新規上場を承認されたと発表している。上場予定日は6月27日。あさくまはレストラン営業に関する業務やレストランの経営指導などを手掛けている。テンポスHDはあさくま株を57.35%保有しており、新規株式公開(IPO)で上場益を得られるとの期待から買いが膨らんでいる。
《ST》
提供:フィスコ