明日の株式相場見通し=海外投資家の参加限定的で手控え、値動きは方向感欠く推移に

市況
2019年5月27日 17時33分

あす(28日)の東京株式市場は、現地27日の米・英株式市場が休場となるため、海外投資家の市場参加が限定的となることから、売り買いともに手控えムードが強いなかで方向感に欠けた推移となりそうだ。

市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、前週末の米株式市場でNYダウ平均株価が上昇したのを好感して買いが先行した。ただ、現地27日の米株式市場が戦没者追悼記念日(メモリアルデー)の祝日で休場となるため、海外投資家の参加が極めて限定的だったことや、日米首脳会談が取引時間と同時進行となったことから、その内容を見極めたいとして手控え姿勢が一段と強まり、東証1部の売買代金は1兆4713億円と、14年12月以来ほぼ4年5カ月ぶりの低水準となった」との見方が出ていた。

27日の東京株式市場は、売り物薄のなか終始買い優勢で、日経平均は反発した。ただ、売買代金が記録的に低調で上値を買う動きも限定的だった。日経平均株価終値は、前週末比65円36銭高の2万1182円58銭と3日ぶりに反発した。

日程面では、4月の企業向けサービス価格指数に注目。海外では、EU首脳会議、米5月のCB消費者信頼感指数、米3月のS&PコアロジックCS住宅価格指数が焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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