トランスGが続伸、「エクソンヒト化マウス」に関する国際特許を出願
トランスジェニック<2342>が続伸している。27日の取引終了後、「エクソンヒト化マウス」に関して、国際特許出願(PCT出願)を行ったと発表しており、これが好材料視されている。
エクソンは真核生物の遺伝子で、DNAの塩基配列中、たんぱく質合成の情報を持つ部分。真核生物の遺伝子にはエクソンとイントロンが介在し、たんぱく質の遺伝情報がコードされている領域をエクソンといい、遺伝情報がコードされていない領域をイントロンという。今回、国際特許出願した本エクソンヒト化マウス技術は、エクソンはヒト化している一方で、イントロンはマウスの塩基配列を保持し遺伝子発現制御領域が保存されていることから、ヒトの遺伝子発現パターンが量的にも、組織特異的にも正常に発現されることが可能になるという。同社では、この技術を用いて作製されたヒト疾患モデルマウスは、核酸医薬などの薬剤及び遺伝子治療の効果をみる上で有用としている。なお、同件による20年3月期業績への影響はないという。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)