明日の株式相場見通し=買い気薄く日経平均は軟調推移

市況
2019年5月30日 17時06分

あす(31日)の東京株式市場は、米中貿易摩擦が長期化することへの警戒感に、週末に伴う持ち高調整の動きも想定されることから引き続き買い気は薄く、日経平均株価は軟調な推移が想定される。

市場関係者からは「米中貿易摩擦が長期化するという懸念が強まるなか、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が大幅続落したことを嫌気して、売り優勢の展開となり、終値では3月25日以来約2カ月ぶりに2万1000円台を割り込んだ。また、このところ買い進められていた内需・ディフェンシブ系銘柄に利益確定売りが出たことも市場のムードを暗くしたようだ。東証1部の売買代金は、1兆9218億円と2兆円を下回る薄商いとなった」との見方が出ていた。

30日の東京株式市場は、日経平均が続落した。米株式市場を引き継ぎリスクオフの流れが続いたが、下値では買い向かう動きも観測された。売り一巡後は下げ渋り、この日の高値で引けた。日経平均株価終値は、前日比60円84銭安の2万942円53銭と続落した。

日程面では、4月の鉱工業生産指数・完全失業・有効求人倍率、5月の消費動向調査に注目。海外では、アジア安全保障会議(6月2日まで)、米5月のシカゴ購買担当者景気指数(PMI)、中国5月の製造業PMIが焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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