日経平均は小幅に5日続落、自律反発に期待も円高重く/相場概況

市況
2019年6月4日 15時44分

日経平均は小幅に5日続落。週明け3日の米国市場でNYダウは小幅反発し、4ドル高となった。日経平均も直近4営業日で850円近く下落していたため、本日は自律反発に期待した買いが先行して24円高からスタート。しかし、1ドル=107円台まで円高が進んだことや前日の米ハイテク株安が重しとなり、前場には20289.64円(前日比121.24円安)まで下落する場面があった。後場に入ると日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測を支えに一時プラスへ転じたものの、世界経済の減速懸念を背景に上値は重かった。

大引けの日経平均は前日比2.34円安の20408.54円となった。東証1部の売買高は12億3931万株、売買代金は2兆1913億円だった。業種別では、サービス業、情報・通信業、陸運業が下落率上位だった。一方、鉄鋼、ガラス・土石製品、海運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の27%、対して値上がり銘柄は71%となった。

個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が3%超、リクルートHD<6098>が5%超下落し、2銘柄で日経平均を約57円押し下げた。ソフトバンクGはハイテク株安が売り材料視されたようだ。ZOZO<3092>も3%超安と下げが目立った。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ソニー<6758>、KDDI<9433>などが軟調。前日にスマートフォン向けゲームの共同開発が発表されたコロプラ<3668>や、決算発表の伊藤園<2593>も売り優勢。また、株式の売出し等を発表したインソース<6200>はストップ安水準まで売られた。一方、ファナック<6954>や東エレク<80352>が堅調で、ファーストリテ<9983>やトヨタ自<7203>は小じっかり。自社株買い実施を発表したカシオ計<6952>は買いが先行した。米プロジェクトでの液化天然ガス(LNG)出荷開始を発表した千代化建<6366>は急伸。また、ヤマシンF<6240>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。

《HK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.