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「脱プラスチック」が5位に急浮上、環境相のレジ袋有料化法整備発言で関心急速に高まる<注目テーマ>

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2019年6月5日 12時22分

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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「脱プラスチック」が5位に急浮上している。

原田義昭環境相が3日、省内で記者会見し、スーパーやコンビニエンスストアなどで配られるレジ袋について「無償配布してはならないという法令を速やかに制定したい」と述べ、法律を早期に整備する考えを表明したことをきっかけに、脱プラスチック関連への関心が高まっている。

政府は5月31日、レジ袋の有料化を含むプラスチック資源循環戦略などを決定。食品容器など使い捨てプラスチックの排出量を2030年までに25%減らし、廃家電や自動車部品などを含む全てのプラごみを35年までに100%有効利用する目標を掲げている。また、6月28日から開催されるG20大阪サミットでも海洋プラスチックごみの削減がテーマの一つとなると予想されている。こうしたことを受けて、レジ袋の有料化を進める意向のようで、東京五輪開催の来年夏までには法整備に向けたメドを付ける方針だ。

もっとも、レジ袋がプラごみ全体に占める割合は多くはない。ここ数年で小売り大手でレジ袋の有料化が相次いでいることから、レジ袋の出荷量も年々減少傾向にあり、日本ポリオレフィンフィルム工業組合によると、高密度ポリエチレンを使ったレジ袋の18年の出荷量は8万308トンで、14年(9万5267トン)に比べて15.7%減少した。ただ、原田環境相も「レジ袋がプラごみに占める割合は多くないが、有料化は(削減の)象徴になる」としており、プラごみ削減の機運がさらに高まることが期待されている。

前日の発言を受けて、4日には王子ホールディングス<3861>やカネカ<4118>、三菱ケミカルホールディングス<4188>、ダイセル<4202>などの関連銘柄が上昇。5日もこれらの銘柄は堅調な動きとなっており、今後も高い関心が続きそうだ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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