前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年6月7日 5時20分

■セリア <2782>  2,497円 (-166円、-6.2%)

セリア <2782> [JQ]が急反落。株価は2500円台を割り込み株式分割を考慮した実質ベースで15年12月以来、4年半ぶりの水準に売られた。5日引け後に発表された5月度の既存店売上高は前年同月比で1.3%減と、4月の2.8%減に続き前年割れとなった。新規店舗を含めた全社ベース売上高も同5.0%増にとどまり、会社側が打ち出している20年3月期売上高計画の同7.3%増に対する未達が懸念され、失望売りが出ているようだ。中部地方を軸に100円ショップを全国展開する同社は、高い商品開発力や積極的な店舗展開で業績を拡大してきたが、最近ではその成長戦略に陰りが見えていることが懸念されている。

■村田製作所 <6981>  4,449円 (-179円、-3.9%)

村田製作所 <6981> やTDK <6762> 、太陽誘電 <6976> といった大手電子部品株が安い。目新しい材料はなく「前日上昇した反動安状態」(市場関係者)となっている様子だ。米トランプ政権による中国ファーウェイ製品の締め出しによる影響が懸念されるほか、米国や中国、ユーロ圏など世界経済に成長鈍化懸念が高まるなか「外需依存度の高い大手電子部品株は売りの対象となっている」(同)との見方が強い。

■三井E&S <7003>  925円 (-26円、-2.7%)

三井E&Sホールディングス <7003> が3日ぶりに反落。SMBC日興証券は5日、同社株の目標株価を1100円から820円に引き下げた。投資評価の「2」は継続した。インドネシア石炭火力案件の追加費用を約100億円織り込み、20年3月期の予想連結営業利益を173億円から87億円(会社計画120億円)に見直した。21年3月期の同利益は360億円から355億円に修正した。同証券では、エンジニアリング、船舶事業においてより踏み込んだ構造改革が必要と指摘している。

※6日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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