前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年6月13日 5時20分

■ネオジャパン <3921>  916円 (-84円、-8.4%)

東証1部の下落率2位。ネオジャパン <3921> が4日ぶり急反落。11日の取引終了後に発表した第1四半期(2-4月)連結決算が、売上高7億7800万円(前年同期比17.4%増)、営業利益1億7200万円(同7.7%減)、純利益1億1800万円(同10.1%減)と増収減益だったことが嫌気された。「desknet's NEO」クラウド版の利用ユーザー数が順調に推移したことでクラウドサービスが伸長し売上高を押し上げたが、売上増加に伴いクラウドサービス運用原価や転売商品原価が増加したほか、技術者の人員増や昇給などで人件費が増加。また、営業・管理部門の人員強化なども利益を圧迫した。なお、20年1月期通期業績予想は、売上高29億3900万円(前期比10.4%増)、営業利益5億6100万円(同6.2%増)、純利益4億円(同4.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■アスカネット <2438>  1,414円 (-55円、-3.7%)

アスカネット <2438> [東証M] が6日ぶり急反落。11日大引け後に決算を発表。「今期経常は5%減益、1円減配へ」が嫌気された。19年4月期の経常利益(非連結)は前の期比9.8%増の8.7億円に伸びたが、20年4月期は前期比5.0%減の8.2億円に減る見通しとなった。

■ラ・アトレ <8885>  660円 (-23円、-3.4%)

ラ・アトレ <8885> [JQG]が大幅安。11日の取引終了後、6月30日時点の株主から株主優待制度を変更すると発表しており、これを嫌気した売りが出た。現行制度では、100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じてクオカードを500円分または1000円分を年2回贈呈していたが、変更後は1000株以上を保有する株主を対象に、9月開業予定のホテル「Randor Residential Hotel Kyoto Suites」(仮称)の宿泊優待券(最大5万円相当)を年2回贈呈する。

■トーホー <8142>  2,079円 (-70円、-3.3%)

トーホー <8142> が続落。11日の取引終了後に発表した第1四半期(2-4月)連結決算が、売上高551億4300万円(前年同期比4.9%増)、営業利益3億6100万円(同13.4%減)と大幅な営業減益となったことが嫌気された。前期および今期に実施したM&Aの寄与でディストリビューター(業務用食品卸)事業の売り上げが伸び増収を確保したが、物流費用の上昇などが響いた。なお、20年1月期通期業績予想は、売上高2300億円(前期比5.7%増)、営業利益20億円(同22.2%増)の従来見通しを据え置いている。

■SBG <9984>  9,960円 (-245円、-2.4%)

ソフトバンクグループ <9984> が3日ぶり反落。米ニューヨーク州など10の自治体が11日、同社子会社で米携帯通信4位のスプリントと、同3位のTモバイルUSの合併を差し止めるよう米裁判所に提訴したことが伝わっており、これが嫌気された。提訴では、合併は通信料金の引き上げなど消費者の不利につながると指摘。仮に合併が差し止めとなれば、ソフトバンクグループの成長戦略にネガティブな影響を与えるとの見方が強まっているようだ。

※12日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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