NECの上値指向続く、5G基地局での活躍期待と経営合理化評価の動き
NEC<6701>が反発。米中摩擦を背景に世界景気減速への懸念がハイテク主力セクターの株価を軟化させているが、そのなか同社株は押し目買い意欲が根強く、4月下旬以降下値切り上げ波動を継続している。次世代通信規格「5G」の基地局投資では中国ファーウェイ排除の動きを背景に同社がシェアを高める可能性が意識されている。また、収益力向上を目的としたリストラにも積極的に取り組んでおり、株式市場では3000人規模の人員削減や生産ラインの再編などの経営構造改革を評価する動きがある。20年3月期営業利益は合理化努力の結実により前期比88%増の1100億円と急回復を見込んでいる。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)