米国株見通し:米国とイランめぐる地政学的リスク懸念が引き続き圧迫

市況
2019年6月25日 18時31分

S&P500先物  2947.00(- 5.00) (17:55現在)

ナスダック100先物  7735.00(-23.75) (17:55現在)

17時55分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は30ドル安程度で推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、25日の米株式市場は売り優勢で始まりそうだ。

米トランプ政権が前日、イランの最高指導者ハメネイ師や革命防衛隊幹部らに追加経済制裁発表したことを受けて、イラン外務省は本日、「米国による制裁は、外交チャンネルの永久的閉鎖を意味する」と表明。米国とイランの対立は一段と悪化しており、地政学的リスク懸念が引き続き株式市場への売り圧力になる。一方、中国商務省は「劉鶴副首相が前日、米USTR代表・財務長官と電話協議を行った」、「貿易問題について意見を交換し、対話の維持で合意した」と発表。今週末の米中首脳会談に向けた期待は続くとみられる。NY原油先物は、米国在庫の減少予想で底堅い動きが見込まれる。

本日発表となる米国の経済指標は、4月FHFA住宅価格指数、4月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数、5月新築住宅販売件数、6月消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数。住宅関連指標は強弱まちまち、消費者や製造業関連指数は低下が予想されており、総合すれば株式市場にはややネガティブな材料となる可能性がある。決算発表は、マイクロン・テクノロジー、レナー、フェデックスなどが予定されている。

《KK》

提供:フィスコ

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