前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年7月9日 5時20分

■大日本住友 <4506>  1,994円 (-109円、-5.2%)

大日本住友製薬 <4506> が急反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が5日付で、投資判断「ニュートラル」を継続しつつ、目標株価を2800円から1600円へ引き下げたことが弱材料視された。同証券では、「ラツーダ」の特許延長に伴い現在の利益水準が当面維持される点が評価され、株価は維持されると考えていたが、3月以降、株価は下落基調にある。短期で開発品のカタリストが乏しいこともあり株式市場は「ラツーダ」特許切れ以降の見通しを意識していると考えられるが、これに加えて「ナパブカジン」(抗がん剤)の膵がんの開発中止により見通しが悪化したことからこの傾向は続くと判断したという。

■ベルク <9974>  5,160円 (-220円、-4.1%)

ベルク <9974> が3日続落。5日の取引終了後に発表した第1四半期(3-5月)連結決算が、売上高574億400万円(前年同期比5.5%増)、営業利益20億2900万円(同4.5%減)、純利益14億1900万円(同6.9%減)と営業減益で着地したことが嫌気された。期中に1店舗を新規に出店したほか、既存店2店舗の改装を実施し総菜及び簡便商品の拡充などを行ったことで売上高は増加したが、埼玉県寄居町の第1センター改修工事に伴う費用などで販管費が増加し利益を圧迫した。なお、20年2月期通期業績予想は、売上高2309億9600万円(前期比2.4%増)、営業利益100億100万円(同1.9%増)、純利益69億6800万円(同6.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■セリア <2782>  2,521円 (-54円、-2.1%)

セリア <2782> [JQ]が反落。前週末5日の取引終了後に発表した6月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比2.4%減となり、3ヵ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。客数が同0.6%減とマイナスに転じたことに加えて、客単価も同1.8%減と下落が続いた。なお、全社売上高は同4.3%増だった。

※8日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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