半導体製造装置関連に売り買い錯綜、19年販売額下方修正も目先買い戻しの動き
東京エレクトロン<8035>がやや軟調に推移する一方、アドバンテスト<6857>やディスコ<6146>などは強調展開をみせるなど、半導体製造装置関連株に売り買いが錯綜している。市場では「前日に国際半導体製造装置材料協会が開示した2019年の販売額見通しが、従来予想から大幅下方修正され前年比で18%減少する見込みを示したことから、改めて半導体市況の回復の遅れが意識されたようだ」(準大手証券ストラテジスト)としている。しかし、今年の半導体市況の落ち込みについては既に織り込みが進んでいる。前日の米国株市場では半導体関連株は総じて高く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も5日ぶりに反発に転じ、足もと外国為替市場では1ドル=109円近辺まで円安が進んでいることなどが支援材料となり、売り方の買い戻しも観測されている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)