本日注目すべき【好決算】銘柄 いちご、ディップ、セラク (11日大引け後 発表分)
11日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
いちご <2337> ★3-5月期(1Q)経常は46%増益、最大1000万株の自社株買いを実施
◆20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比45.8%増の76億円に拡大して着地。主力の心築事業で利益率の高い不動産再生物件の売却が進み、63.2%の大幅増収を達成したことが寄与。
通期計画の228億円に対する進捗率は33.4%に達しており、業績上振れが期待される。
併せて、発行済み株数の2.05%にあたる1000万株(金額で30億円)を上限とする自社株買いの実施を発表。株主還元の拡充を好感する買いも期待される。
ディップ <2379> ★今期経常を一転2%増益・最高益に上方修正
◆20年2月期の連結経常利益を従来予想の104億円→128億円(予想レンジ中値)に23.1%上方修正。従来の17.3%減益予想から一転して1.8%増益を見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。新たに開始したAI・RPA事業に人材サービス事業の営業人員を異動させることを想定し、それによる売上減少の影響を織り込んでいたが、社内異動の方針を変更して中途採用・外部人材を活用することになった。これにより、予定していた人材サービス事業の売上減少が解消することが上振れの要因となる。
DDHD <3073> ★上期経常を一転21%増益に上方修正
◆20年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の11.6億円→14.5億円に25.0%上方修正。従来の3.2%減益予想から一転して21.0%増益見通しとなった。飲食事業やアミューズメント事業の売上高が堅調に推移する中、原価や販管費の抑制が進んだことが利益を押し上げた。
セラク <6199> ★9-5月期(3Q累計)経常が41%増益で着地
◆19年8月期第3四半期累計(18年9月-19年5月)の連結経常利益は前年同期比40.9%増の4.4億円に拡大して着地。IT人材不足を背景に、システムインテグレーション事業で技術者の稼働率が高水準だったことが寄与。デジタルトランスフォーメーション事業の赤字が縮小したことも大幅増益に貢献した。
株探ニュース