話題株ピックアップ【夕刊】(3):リミックス、カルナバイオ、ログリー

注目
2019年7月12日 15時19分

■DDホールディングス <3073>  2,338円  +91 円 (+4.1%)  本日終値

DDホールディングス <3073> が大幅高。11日大引け後、20年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の11.6億円→14.5億円に25.0%上方修正。従来の3.2%減益予想から一転して21.0%増益見通しとなったことが買い材料視された。飲食事業やアミューズメント事業の売上高が堅調に推移する中、原価や販管費の抑制が進んだことが利益を押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の23.5億円(前期は22.3億円)を据え置いた。

■FIG <4392>  349円  +9 円 (+2.7%)  本日終値

FIG<4392>が商い増勢のなか上値指向を強めている。昨年7月にモバイルクリエイトと同社子会社の石井工作研究所を中核に共同持ち株会社として設立された企業で、移動体通信分野でモバイルクリエイトの高い実績を受け継いでいる。IP無線ではバスロケーションシステムの拡販が進んでおり、業績も好調。今19年12月期は営業利益段階で前期比12.4%増の5億7000万円を計画するが上振れる期待もある。市場では8月初旬に予定される今中間期の決算発表が意識されている。

■さいか屋 <8254>  330円  +8 円 (+2.5%)  本日終値

さいか屋<8254>が大幅高。同社は11日取引終了後に、20年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表。売上高は47億1600万円(前年同期比1.5%減)となったものの、経常損益が2100万円の黒字(前年同期は2200万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。同社は神奈川地盤の百貨店の老舗。食品部門をはじめとした強化策を背景に、基幹店の藤沢店と川崎店の売上高が前年実績を上回ったほか、横須賀店は3月から3カ月連続でマイナス幅が改善した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■カルナバイオサイエンス <4572>  2,445円  -700 円 (-22.3%) ストップ安   本日終値

カルナバイオサイエンス<4572>が急反落している。11日の取引終了後、メリルリンチ日本証券を割当先として、行使価額修正条項付第18回新株予約権を発行すると発表しており、希薄化などを警戒した売りが出ているようだ。今回発表の新株予約権は7月29日を割当日として、新株予約権1625個(当初行使価格2805円、潜在株式数162万5000株)を発行するとしており、潜在的な希薄化は最大で15.01%となる。なお、調達資金約45億5600万円は、開発化合物の前臨床試験や新規パイプラインの創薬及び導入などに当てる方針だ。

■リミックスポイント <3825>  350円  -80 円 (-18.6%) ストップ安   本日終値

リミックスポイント<3825>がストップ安。午後1時30分ごろ、子会社で仮想通貨交換業を展開するビットポイントジャパン(BPJ)で、仮想通貨の不正な流出が判明したと発表しており、これが嫌気された。不正流出が判明したのは、BPJが管理するホットウォレットに保管している仮想通貨で、対象となった仮想通貨の数量、流出額は詳細を調査中としているが、概算で約35億円と見込んでいるという。なお、今回の不正流出に関する損害額や業績への影響は現在精査中としている。

■エヌリンクス <6578>  353円  -77 円 (-17.9%) 一時ストップ安   本日終値

エヌリンクス<6578>が急反落。11日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高11億7500万円、営業損益4900万円の赤字、最終損益4800万円の赤字と営業損益段階から赤字に転落したことが嫌気された。今期から連結決算に移行したため前年同期との比較はないが、19年2月から奨学金受給対象の学生や授業料免除対象の学生、市町村民税非課税世帯の学生及び公的扶助受給世帯の学生への放送受信料免除が行われたことによる影響が想定よりも大きく、主力の放送受信料の契約・収納代行業務の第1四半期における売り上げが計画を大きく下回った。また、営業社員を増やしたことによる販管費の増加も損益悪化につながったとしている。なお、20年2月期通期業績予想は、売上高49億6100万円、営業損益1億6300万円の赤字、最終損益1億6300万円の赤字を見込む。

■ログリー <6579>  2,446円  -366 円 (-13.0%)  本日終値

ログリー<6579>が後場急落。この日正午ごろに発表した6月度の月次速報で、第1四半期売上高が6億2300万円、営業利益500万円となり、予想値の売上高5億8900万円、営業損益1400万円の赤字を上回ったものの、目先の材料出尽くし感から利益確定売りが優勢となった。同社では今年2月に許可なく審査済みのLP(ランディングページ)が差し替えられる問題が発生。これを受けて売り上げ総利益が減少したが、審査済み広告差し替え対策を行い回復を図っている。なお、審査済み広告差し替え対策の影響は、第1四半期までに収束する見込みという。なお、20年3月期予想では、売上高30億2900万円、営業利益1億9000万円を見込んでいる。

■カンセキ <9903>  1,740円  -260 円 (-13.0%)  本日終値

11日に決算を発表。「3-5月期(1Q)経常は8%減益で着地」が嫌気された。

カンセキ <9903> [JQ] が7月11日大引け後(15:00)に決算を発表。20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比8.0%減の3.4億円に減り、3-8月期(上期)計画の8.4億円に対する進捗率は41.3%にとどまり、5年平均の45.6%も下回った。

⇒⇒カンセキの詳しい業績推移表を見る

■デザインワン・ジャパン <6048>  284円  -32 円 (-10.1%)  本日終値  東証1部 下落率3位

デザインワン・ジャパン<6048>は大幅続落。11日の取引終了後、19年8月期の連結業績予想について、売上高を25億円から21億6900万円(前期比11.3%減)へ、営業利益を5億300万円から4億円(同40.4%減)へ、純利益を3億3200万円から2億5100万円(同36.5%減)へ下方修正したことが嫌気された。主力の口コミサイト「エキテン」において、解約の増加と受注の減少により有料掲載店舗数の減少が続いており、今期中での有料店舗会員数の回復は難しいと判断したことが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(18年9月~19年5月)決算は、売上高16億7300万円(前年同期比8.5%減)、営業利益3億6900万円(同28.3%減)、純利益2億2900万円(同30.7%減)となった。

●ストップ高銘柄

エルテス <3967>  1,998円  +400 円 (+25.0%) ストップ高   本日終値

以上、1銘柄

●ストップ安銘柄

イマジカG <6879>  552円  -100 円 (-15.3%) ストップ安   本日終値

など、4銘柄

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