注目銘柄ダイジェスト(前場):anfac、NOK、学情など

市況
2019年7月18日 12時02分

学情<2301>:1232円(+67円)

大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を新規に「バイ」、目標株価を1900円にしていることが評価材料とされている。主力「就職博」に次ぐ第二の柱である「Re就活」の高い成長を評価しているほか、同業比でPER水準が低いことから、今後の成長は織り込まれていないと判断のもよう。「Re就活」は、20代採用増の追い風が吹いてきたこと、20代特化型求人サイトでポジショニングが良好なことから成長期待は高いとしている。

AGC<5201>:3620円(-75円)

続落。19年12月期上半期営業利益は450億円強となり、前年同期比2割ほど減ったもようとの観測報道が伝わっている。従来計画を約50億円下回る形に。中国や欧州の景気減速で自動車向けガラスの販売が伸び悩んだほか、製造現場のトラブルによる費用増も重荷となったもよう。上半期の減益は5期ぶりとなるようだ。第1四半期決算から上半期下振れ懸念はあったものの、通期計画未達懸念などは一段と強まる格好に。

キヤノン<7751>:3047円(-116円)

大幅続落。19年12月期営業利益は前期比4割減の2000億円強にとどまり、従来予想を600億円ほど下回るとの観測報道が伝わっている。上半期決算発表時に、今期2度目となる業績下方修正が行われる見込みとされている。半導体市況の悪化や欧州景気の減速を背景に、半導体製造装置や事務機などの販売が想定を下振れるもよう。構造改革費用も当初想定の200億円を上回るもようと。これまでの精度は高く、業績下振れを織り込む動きに。

NOK<7240>:1544円(-99円)

大幅続落。前日に業績予想の下方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の55億円から15億円に、通期では310億円から205億円に下方修正。市場コンセンサスとの比較では、上半期は50億円、通期では100億円ほど下振れる形に。下方修正幅は想定以上としてネガティブな反応が先行している。中国・北米自動車向けのシール事業減少、高機能スマホ向けの電子部品事業減少が重なる見通しとなっている。

anfac<7035>:4285円(-310円)

大幅に3日ぶり反落。スクウェア・エニックス(東京都新宿区)とスマートフォン向けゲーム「ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス」のサポートアプリ「FFBE デジタル アルティマニア」を共同開発し、配信をスタートしたと発表している。配信開始を受けて材料が出尽くしたとの見方から売りが優勢となっている。前日までの値上がりを受け、当面の利益を確定する動きも出ているようだ。

アクリート<4395>:828円(-19円)

大幅に続落。19年12月期第2四半期のSMS配信数が前年同期比8.3%減の8072万通、顧客数が50.9%増の797社と発表している。SMS配信数は国内市場向けが過去最高を記録する一方、海外SMSアグリゲーター経由ではグローバルIT企業の配信で価格競争により一部採算割れが発生し、減少した。配信数の減少を受けて材料出尽くし感が広がり、売り優勢となっている。

ジャストプラ<4287>:551円(+27円)

急伸。イオンリテール(千葉市)が運営するイオンスタイル甲子園で、19日よりモバイルオーダーシステム「Putmenu」の運用を開始すると発表している。イオンスタイル甲子園はプロ野球開催日に観戦用の惣菜、飲み物などを買い求める顧客が多い。Putmenuと連携することで、顧客は自宅や球場に向かう道中でイベント観戦セット(惣菜・飲料等)の事前注文・決済を行うことが可能となる。

《ST》

提供:フィスコ

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