10万円以下で買える、売上・経常最高&低PBR「お宝候補」18社【東証1部】編 <割安株特集>
上場企業の売買単位100株統一や株式分割実施などで、株式の購入に必要な最低投資金額(株価×売買単位)は低下傾向にある。東証1部上場企業では666社が最低投資金額10万円以下で購入できる。また、ネット証券の多くでは約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、手数料を気にせずに売買が可能となっている。
最低投資金額が10万円以下の小額資金で購入が可能な銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入したり、買付や売却の時期を分散できるメリットがある。今回は、今期に売上高、経常利益ともに過去最高を見込み、かつ理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る割安感の強い銘柄に注目してみた。
下表は東証1部上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額100億円以上、(3)今期売上高・経常利益とも過去最高を見込む、(4)実績PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる割安な「お宝候補」18社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは19日現在)
なお、21日(日)16時00分に「10万円以下で買える、売上・経常最高&低PBR『お宝候補』【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 ┌─売上高─┐ ┌─経常益─┐ 実績
コード 銘柄 金額 増収率 今期 増益率 今期 PBR
<9306> 東陽倉 31600 0.1 29000 0.9 1530 0.63
<8897> タカラレーベ 39400 21.2 160000 30.7 11800 0.90
<8999> グランディ 48700 9.1 48500 3.4 3400 0.67
<4220> リケンテクノ 51700 7.3 105000 10.8 6500 0.69
<7987> ナカバヤシ 52600 1.5 65000 46.0 3600 0.58
<5288> アジアパイル 55100 5.2 90000 5.2 5100 0.65
<3865> 北越コーポ 56100 3.3 285000 38.3 18000 0.55
<2734> サーラ 60200 5.5 220000 6.9 6000 0.65
<4215> タキロンCI 70800 0.2 151000 2.2 9400 0.95
<7745> A&D 76700 10.7 53500 37.2 3680 0.92
<3941> レンゴー 83200 7.2 700000 34.8 37000 0.78
<4097> 高圧ガス 83600 5.9 90000 7.3 6200 0.82
<5930> 文化シヤタ 87200 4.2 182000 1.8 11000 0.84
<3201> ニッケ 89100 8.6 120000 1.9 9300 0.74
<1879> 新日本建 91100 6.5 110000 1.1 14700 0.83
<7438> コンドー 91300 9.1 63070 1.4 4080 0.92
<1942> 関電工 94200 6.5 600000 9.1 33600 0.81
<9078> エスライン 95700 5.8 52000 13.9 2000 0.50
※単位は最低投資金額が円、売上高・経常利益が百万円、PBRが倍。
増収率と増益率は前期と比較した伸び率で単位は%。
※通期予想が最終赤字、今期無配の銘柄は除いた。
株探ニュース