「半導体製造装置」が急浮上、メモリー市況回復観測で戻り足加速<注目テーマ>

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2019年7月23日 12時21分

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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体製造装置」が5位となっている。

ここにきて半導体製造装置関連株に対するマーケットの視線が変わってきた。前日の米国株市場ではゴールドマンサックスが半導体メモリーの在庫調整が想定よりも早まるとの見方を示し、半導体製造装置の世界トップであるアプライドマテリアルズなど関連株の投資判断を引き上げた。これが図に当たり、前日の米国株市場でアプライドマテリアルズは6%を超える上昇をみせ年初来高値を更新、半導体関連株は総花的に上昇する格好となり、この流れが東京市場にも波及している。

米中貿易摩擦問題の長期化で中国景気減速に対する懸念がくすぶるが、これが半導体需要の回復を遅らせるとの見方が一部に根強かった。中国通信機最大手のファーウェイに対する米国政府の制裁措置なども半導体需要にはネガティブに作用することで、なかなか先行きに自信の持てない局面が続いていた。しかし、ここにきて半導体製造装置の出荷が急減したことでメモリーの需給が締まり、在庫調整も前倒し的に進んでいる。

米国では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が急速に切り返しており、前日は2%近い上昇で1554まで水準を切り上げ、4月の最高値1589を再び視界に捉えている。

23日の東京市場はこの流れが波及した。東京エレクトロン<8035>は3連騰で一時上げ幅は500円を超え、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>なども高い。中小型ではローツェ<6323>が値を飛ばし、和井田製作所<6158>やワイエイシイホールディングス<6298>なども動意含みだ。また、きょうは物色の矛先が更に横へと広がり、半導体製造装置向けスイッチング電源やコネクターに強みを持つ栄電子<7567>が一時ストップ高に買われる人気となった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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