話題株ピックアップ【夕刊】(3):しまむら、KOA、コマツ

注目
2019年7月24日 15時21分

■しまむら <8227>  7,780円  -280 円 (-3.5%)  本日終値

しまむら<8227>は反落。23日の取引終了後に発表した7月度(6月21日~7月20日)の月次売上速報で、既存店売上高が前年同月比17.5%減と15カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。接触冷感寝具「FIBER DRY 超COOL」のテレビCM放映などの販促を強化したものの、記録的な日照不足や低温などの天候不順により夏物商品の販売が伸び悩んだ。なお、全店売上高は同16.8%減だった。

■KOA <6999>  1,390円  -15 円 (-1.1%)  本日終値

KOA<6999>が4日ぶりに反落。同社は23日の取引終了後に決算を発表。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比30.3%減の8億2200万円だった。同社は今月18日に第1四半期業績の下方修正を発表していたことから、減益決算は予想されており、市場では今後の見通しが注目されていた。第2四半期(7~9月)の同利益は3億3800万円(前年同期比76%減)が見込まれているが、市場からは「需要回復はみられずネガティブ」との見方が出ている。

■コマツ <6301>  2,501.5円  -0.5 円 (0.0%)  本日終値

コマツ<6301>が4日ぶりに反落。ライトハイザー通商代表部代表らが29日に訪中し、閣僚級の対面交渉を再開する予定と伝わるなど、米中通商協議の進展への期待は出ているものの、米建設機械最大手のキャタピラーが今晩決算発表を予定していることもあり、市場には手控え気分が強まっている様子だ。

■アビックス <7836>  140円  +37 円 (+35.9%)  本日終値

アビックス<7836>が急騰。この日、ポスター作成ソフト「popmaker」がエイチ・アイ・エス<9603>に採用されたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。導入したHISによると、営業所サポートの強化と印刷業務の効率化を達成したほか、印刷対応の効率化やポスターデータのアーカイブとしても機能しているという。

■タツミ <7268>  428円  +80 円 (+23.0%) ストップ高   本日終値

タツミ<7268>がストップ高。きょう付の日本経済新聞朝刊で「経営再建中の曙ブレーキ工業は日米欧で6工場を閉鎖・売却する方針を固めた」と報じられたこと受けて、同じくブレーキ部品などを主力とする同社に思惑的な買いが向かったようだ。記事によると、曙ブレーキ工業<7238>は世界で18カ所の工場を持つが、日本で1カ所、米国で3カ所、欧州で2カ所の向上が閉鎖・売却の対象になるという。これに対して曙ブレーキでは、「各地域においてさまざまな生産体制の最適化を検討しているが、具体的な内容、規模及び時期については、現時点で具体的に決定した事実はない」とコメントしている。

■ホープ <6195>  2,437円  +289 円 (+13.5%)  本日終値

ホープ<6195>が大幅高で4連騰。17年3月末以来約2年4カ月ぶりの高値圏に駆け上がった。自治体が保有する広告枠の代理販売、財源確保支援ビジネスを展開している。自治体の遊休スペースを有料広告枠にすることで「資産」を創りだす自治体有料広告事業と、子育てに関する情報など、自治体が住民へ配布する専門性の高い冊子を無償で制作し納品も行う経費削減支援、この2つが柱。このほか電力販売事業も展開し収益に貢献している。足もとの業績は会社側の想定を上回り、19年6月期営業利益は従来予想の5500~7000万円から8800万円(前の期は1億2100万円の赤字)に上方修正した。また、20年6月期についても契約自治体の増加による利益率向上を背景に大幅増益が有力視されている。

■コスモ・バイオ <3386>  1,161円  +100 円 (+9.4%)  本日終値

コスモバイオ <3386> [JQ]が急伸。23日大引け後、19年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の1.2億円→2.6億円に2.2倍上方修正したことが買い材料視された。円高による採算改善に加え、利益率の高い商品・サービスの販売に注力したことが寄与。販管費を抑制したことも上振れに貢献した。併せて、通期の連結経常利益も従来予想の2.5億円→3.8億円に54.0%上方修正。減益率が38.0%減→4.5%減に縮小する見通しとなった。

■リネットJ <3556>  1,119円  +76 円 (+7.3%)  本日終値

リネットジャパングループ<3556>が急反発。23日の取引終了後、18年12月10日に発行した第17回新株予約権(行使価額修正条項及び行使許可条項付)について、19年8月7日付で残存する全てを取得するとともに、取得後すぐに消却すると発表しており、希薄化懸念の後退から買いが入ったようだ。取得および消却する新株予約権の数は8870個(88万7000株)で、取得価額は381万4100円(新株予約権1個当たり430円)という。なお、同新株予約権は、モルガン・スタンレーMUFG証券及びSBI証券を割当先として2万2000個を発行したもので、これまでに計1万3130個が行使されている。

■KIMOTO <7908>  190円  +10 円 (+5.6%)  本日終値

KIMOTO<7908>が商い増勢のなか続伸、170円近辺を横に走る26週移動平均線を上に抜けテクニカル的にも底入れ足を明示している。タッチパネル向け特殊フィルムメーカーで足もとの業績は低調だが、国内や米国の生産ライン更新に伴い利益率改善が見込まれる来期以降、回復が加速するとの見方が強い。低位株ということもあって信用買い残の重さが意識されたが、6月下旬以降は継続的に整理が進んでおり、日々の売買高の水準が切り上がるなか、47万株強の買い残は気にならなくなっている。

■小松ウオール工業 <7949>  1,985円  +91 円 (+4.8%)  本日終値

小松ウオール工業 <7949> が大幅高。23日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)が前年同期比2.9倍の3.9億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。オフィスや福祉・厚生施設、公共施設向けに可動間仕切りや固定間仕切りなどの販売が伸びたことが寄与。業務効率化など生産性の向上に取り組んだことも大幅増益に貢献した。

●ストップ高銘柄

栄電子 <7567>  492円  +80 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値

ベガコーポレーション <3542>  629円  +100 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値

イメージ情報開発 <3803>  753円  +100 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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