アドバンテが決算発表受け大幅上昇、東エレクなど半導体製造装置関連は一斉高
アドバンテスト<6857>がカイ気配で始まり5連騰、大幅高で連日の新高値となった。同社が24日取引終了後に発表した19年4~6月期決算は売上高が前年同期比6.7%減661億6500万円、最終利益は同13%減の120億8400万円と減収減益だった。しかし、期初の見通しと比べ業績の落ち込み幅は小さく、同期間の受注高も底入れの兆しをみせていることで、これを好感する形で買いが流入している。株式需給面でも信用取組は売り長で直近は売り残が買い残のほぼ2倍の水準となっており、買い戻しを誘発しやすい。
このほか、東京エレクトロン<8035>やディスコ<6146>など他の半導体製造装置メーカーの株価も軒並み高い。前日の米国株市場で半導体大手のテキサス・インスツルメンツが決算を受け大幅高となり、インテルなど他の半導体関連銘柄もツレ高、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3%強の大幅上昇をみせており、これが東京市場にも強力な追い風となっている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)