ソニーが急反発、イメージセンサー好調で第1四半期営業利益は18%増
ソニー<6758>が急反発し年初来高値を更新している。30日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高及び営業収入1兆9257億円(前年同期比1.4%減)、営業利益2309億2500万円(同18.4%増)、純利益1521億2200万円(同32.8%減)と2ケタ営業増益だったことが好感されている。
テレビやスマートフォン、デジタルカメラの販売台数が減少したエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション分野が落ち込んだほか、前年同期に自社制作ゲームソフトウェアの売上貢献が大きかったゲーム&ネットワークサービス分野も苦戦し売上高及び営業収入は減収となったが、イメージング&センシング・ソリューション事業でモバイル機器向けイメージセンサーが売り上げを大きく伸ばしたことや、前年同期に音楽事業でEMIの持ち分法による投資損失の計上があった反動などが営業利益を押し上げた。
20年3月期通期業績予想は、ゲーム&ネットワークサービス分野及びエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション分野の売上高の見通しを下方修正し、売上高を従来予想の8兆8000億円から8兆6000億円(前期比0.8%減)へ下方修正したが、営業利益8100億円(同9.4%減)、純利益5000億円(同45.4%減)は従来見通しを据え置いている。なお、第2四半期以降の前提為替レートは1ドル=108円前後(従来110円前後)、1ユーロ=123円前後(同125円前後)としている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)