話題株ピックアップ【夕刊】(3):バンナムHD、OLC、コニカミノルタ

注目
2019年7月31日 15時35分

■バンナムHD <7832>  5,900円  +180 円 (+3.2%)  本日終値

バンダイナムコホールディングス<7832>が続伸。同社株は、債務超過となり8月1日から東証2部に指定替えされる千代田化工建設<6366>に替わり日経平均株価に採用される予定であり、この日の引けにかけリバランスの売買が発生すると見られている。

■マニー <7730>  7,870円  +100 円 (+1.3%)  本日終値

マニー<7730>が反発。株価は春先以降、断続的な買いが流入、25日移動平均線をサポートラインとする強力な上昇トレンドを構築している。同社は手術用縫合針メーカーで、歯科器具や眼科ナイフも生産する。眼科手術用ナイフなどの拡販が進み業績は増収増益基調が続く。19年8月期営業利益は前期比13%増の57億2900万円と2ケタ成長を確保する見通し。同社はベトナムに生産拠点を持ち、合理化による生産性改善効果が収益に反映されている。20年8月期も2ケタ利益成長が有力視されている。

■日本エスコン <8892>  689円  +7 円 (+1.0%)  本日終値

日本エスコン <8892> が続伸。30日大引け後、19年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の56億円→61.9億円に10.7%上方修正。増益率が76.2%増→95.0%増に拡大し、従来の12期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。不動産販売事業でホテル開発案件や商業施設などの売却益が想定を上回ったことが利益を押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の112億円(前期は104億円)を据え置いた。

■WOWOW <4839>  2,630円  +21 円 (+0.8%)  本日終値

WOWOW<4839>が後場プラス圏に浮上している。午後1時30分に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高202億7700万円(前年同期比1.1%増)、営業利益25億8500万円(同13.3%増)、純利益18億8800万円(同16.5%増)と2ケタ営業増益となったことが好感された。累計正味加入件数が増加したことで売上高が増加したことに加えて、退職給付費用の減少などが寄与し増益を確保した。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高835億円(前期比1.1%増)、営業利益76億円(同12.1%増)、純利益56億円(同8.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■オリエンタルランド <4661>  14,440円  +60 円 (+0.4%)  本日終値

オリエンタルランド<4661>が連日の年初来高値更新。30日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高1205億5200万円(前年同期比0.2%減)、営業利益319億3600万円(同7.1%増)、純利益229億2300万円(同8.4%増)と営業増益となったことが好感された。スペシャルイベントの好調や大型連休などによりテーマパーク事業の入園者数は前年同期及び計画を上回ったが、ゲスト1人当たり売上高が前年実績を下回ったことが響き減収となった。ただ食品・飲食原価率や東京ディズニーリゾート35周年イベント関連費用などの諸経費が減少したことで、営業利益は増益を確保した。20年3月期通期業績予想は、売上高4792億4000万円(前期比8.8%減)、営業利益929億4000万円(同28.1%減)、純利益653億円(同27.7%減)の従来見通しを据え置いている。

■コニカミノルタ <4902>  910円  -117 円 (-11.4%)  本日終値  東証1部 下落率3位

コニカミノルタ<4902>が急落。株価は一時905円と年初来安値を更新した。同社は複合機中堅で印刷関連事業を展開しているが、足もとでは主力のオフィス事業やプロフェッショナルプリント事業が円高や米中貿易摩擦を背景に減収・減益に転じており厳しい状況にある。30日取引終了後、通期業績見予想について、営業利益を660億円から600億円(同3.9%減)、最終利益を455億円から375億円(同10.1%減)へ下方修正した。想定為替レートは、1ドル=105円、1ユーロ=123円とした。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高2417億4300万円(前年同期比5.3%減)、営業利益5億5400万円(同96.4%減)、最終損益12億800万円の赤字だった。

■ポーラHD <4927>  2,743円  -215 円 (-7.3%)  本日終値  東証1部 下落率10位

30日に決算を発表。「今期経常を一転13%減益に下方修正」が嫌気された。

ポーラ・オルビスホールディングス <4927> が7月30日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比31.5%減の155億円に落ち込み、従来予想の208億円を下回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の405億円→340億円(前期は389億円)に16.0%下方修正し、一転して12.7%減益見通しとなった。

⇒⇒ポーラHDの詳しい業績推移表を見る

■AGC <5201>  3,350円  -260 円 (-7.2%)  本日終値

AGC<5201>が6日続落。30日の取引終了後、19年12月期の連結業績予想について、売上高を1兆6000億円から1兆5400億円(前期比1.1%増)へ、営業利益を1250億円から1050億円(同12.9%減)へ、純利益を780億円から640億円(同28.6%減)へ下方修正したことが売り材料視された。東南アジアにおける苛性ソーダの販売価格や、自動車用ガラス及び一部半導体関連製品の出荷が想定を下回る見込みとしている。なお、同時に発表した第2四半期(1~6月)決算は、売上高7374億8900万円(前年同期比1.1%減)、営業利益414億8700万円(同31.2%減)、純利益322億8600万円(同32.9%減)だった。

■JSP <7942>  1,899円  -133 円 (-6.6%)  本日終値

30日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は28%減益で着地」が嫌気された。

JSP <7942> が7月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比28.1%減の10.1億円に減り、4-9月期(上期)計画の36億円に対する進捗率は28.1%にとどまり、5年平均の42.2%も下回った。

⇒⇒JSPの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄

タツミ <7268>  468円  +80 円 (+20.6%) ストップ高   本日終値

Sシャワー <4838>  638円  +100 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値

明豊ファシリ <1717>  514円  +80 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値

APAMAN <8889>  978円  +150 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値

の4銘柄

●ストップ安銘柄

インパクト <6067>  3,140円  -700 円 (-18.2%) ストップ安   本日終値

の1銘柄

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