本日注目すべき【好決算】銘柄 santec、村田製、野村 (31日大引け後 発表分)

注目
2019年8月1日 7時01分

7月31日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

santec <6777> [JQ]  ★4-6月期(1Q)経常は65%増益で着地

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比65.2%増の2.2億円に拡大して着地。北米向けに光モニターや光アッテネーターといった光通信用部品の販売が引き続き好調だったことが寄与。波長可変光源やOCT(光干渉断層画像)光源などの光測定器が伸びたことも大幅増益に貢献した。

上期計画の3.4億円に対する進捗率は67.1%に達しており、業績上振れが期待される。

ヤマト <1967>   ★4-6月期(1Q)経常は2倍増益で着地

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の10.3億円に急拡大して着地。手持ち工事が順調に進捗するなか、生産システムの合理化などで工事採算が改善したことが利益を押し上げた。

上期計画の12.8億円に対する進捗率は80.6%に達しており、業績上振れが期待される。

グリムス <3150> [JQ]  ★4-6月期(1Q)経常は60%増益で着地

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比60.3%増の5.8億円に拡大して着地。小売電力事業が収益を牽引した。エネルギーコストソリューション事業の既存顧客に対する電力小売りの契約獲得が大きく伸びた。

上期計画の6.7億円に対する進捗率は86.2%に達しており、業績上振れが期待される。

ソフトMAX <3671> [東証M]  ★上期経常を一転2.2倍増益に上方修正

◆19年12月期上期(1-6月)の経常利益(非連結)を従来予想の1300万円→1億1100万円に8.5倍上方修正。従来の74.5%減益予想から一転して2.2倍増益見通しとなった。ソフトの仕様追加やハードウェアの更新案件などを新たに受注し、売上高が計画を18.1%も上回ったことが利益を押し上げた。

コムチュア <3844>   ★4-6月期(1Q)経常は23%増益、株式分割も発表

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比23.0%増の6.2億円に伸びて着地。クラウド・ビッグデータ・AIといった成長領域の好採算な開発案件が大きく伸びたうえ、新規連結子会社も寄与した。プロジェクト管理の徹底で不採算案件が減少したことなども大幅増益につながった。

同時に、9月末の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。流動性の向上や投資家層の拡大が期待される。

CEHD <4320>   ★今期経常を最高益に23%上方修正、株式分割も発表

◆19年9月期の連結経常利益を従来予想の6億2400万円→7億7000万円に23.4%上方修正。増益率が5.8%増→30.5%増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。消費増税前の駆け込み需要や改元に伴うシステム改修案件の増加を背景に、電子カルテなど医療情報システムの販売が想定より伸びる。

同時に、9月末の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。流動性の向上や投資家層の拡大が期待される。

応用技術 <4356> [JQ]  ★上期経常を31%上方修正、通期も増額

◆19年12月期上期(1-6月)の経常利益(非連結)を従来予想の4.5億円→5.9億円に31.4%上方修正。選別受注や生産性の向上でプロジェクトの採算が大幅に上向いたことが寄与。高付加価値案件の販売が成約したことも利益を押し上げた。

上期業績の好調に伴い、通期の同利益も5億円→6.3億円に25.7%上方修正。増益率が50.7%増→89.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は5月に続き、2回目となる。

富士ソSB <6188> [東証2]  ★4-6月期(1Q)経常は3.3倍増益で着地

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比3.3倍の2.6億円に急拡大して着地。企業年金基金問い合わせ業務の新規受注や官公庁向けの事務処理業務が伸びたことが寄与。一部案件の業務改善による生産性向上も利益拡大に貢献した。

上期計画の3.8億円に対する進捗率は70.3%に達しており、業績上振れが期待される。

村田製 <6981>   ★4-6月期(1Q)税引き前は27%増益で着地

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比26.6%増の632億円に伸びて着地。主力の積層セラミックコンデンサーが車載向けで増加したほか、樹脂多層基板が高性能スマートフォン向けに大きく伸びたことが寄与。高付加価値品の販売拡大に加え、原価低減や円安効果なども大幅増益に貢献した。

野村 <8604>   ★4-6月期(1Q)税引き前は5.5倍増益で着地

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比5.5倍の748億円に急拡大して着地。米州を中心に債券ビジネスが拡大し、ホールセール部門の税引き前損益が前年同期の74億円の赤字から200億円の黒字に急浮上したことが寄与。アメリカン・センチュリー・インベストメンツ関連損益が改善したことも大幅増益に貢献した。

ビジ太田昭 <9658>   ★4-6月期(1Q)経常は99%増益で着地

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比98.6%増の4.1億円に拡大して着地。前期に獲得した豊富な案件在庫を背景に、22.5%の大幅増収を達成したことが寄与。コンサルティング・システム開発事業の値上げ効果や生産性向上に加え、マネージメントサービスで固定費を中心とした費用構造の改善が進んだことも大幅増益に貢献した。

上期計画の6.5億円に対する進捗率は63.5%に達しており、業績上振れが期待される。

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