東京株式(大引け)=68円安、米中摩擦懸念で4日続落も後半下げ渋る

市況
2019年8月7日 15時43分

7日の東京株式市場は、米中摩擦による世界景気減速への懸念がくすぶるなか、ドル安・円高なども嫌気して日経平均は下値模索の展開が続いた。

大引けの日経平均株価は前営業日比68円75銭安の2万516円56銭と4日続落。東証1部の売買高概算は12億8307万株、売買代金概算は2兆2396億7000万円。値上がり銘柄数は1003、対して値下がり銘柄数は1060、変わらずは86銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が反発に転じたものの、気迷いムードが拭えず売りに押される展開。人民元安に対する警戒感も根強く、ドル・円相場が一時1ドル=106円を下回る円高に振れたことも買い手控え要因となった。ここ強い動きを続けていた半導体関連の一角にも売りが出た。海外ヘッジファンド筋の先物への売りも全体相場の押し下げ要因となった。米中摩擦懸念を背景に鉄鋼や非鉄、海運など世界景気に連動しやすいセクターに売りがかさんだ。ただ、後場は値ごろ感からの押し目買いも活発化。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が拮抗するなか、日経平均も下げ渋る展開となった。売買代金は7日連続で2兆円台をキープしている。

個別ではSUMCO<3436>が下落、アドバンテスト<6857>も値を下げた。ファーストリテイリング<9983>が軟調、ZOZO<3092>も安い。武田薬品工業<4502>も売りに押された。太陽誘電<6976>も下値を探る展開に。フジシールインターナショナル<7864>、タカラトミー<7867>が急落、NISSHA<7915>、サンケン電気<6707>も大幅安。リンナイ<5947>、ユー・エス・エス<4732>などの下げも目立つ。

半面、トヨタ自動車<7203>が堅調。任天堂<7974>、ソニー<6758>も買いが優勢だった。ダイキン工業<6367>もしっかり。ルネサスエレクトロニクス<6723>が買いを集めた。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が値を飛ばした。シュッピン<3179>、青木あすなろ建設<1865>はストップ高。JVCケンウッド<6632>が急伸、ヨコオ<6800>も大幅高に買われた。アイティメディア<2148>、エスクリ<2196>も大きく水準を切り上げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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