売り込む動きは限られ底堅さあるが/後場の投資戦略

市況
2019年8月21日 12時24分

日経平均 : 20596.92 (-80.30)

TOPIX  : 1495.19 (-11.58)

[後場の投資戦略]

米国株ほどの強い値動きではなかったが、日経平均もここ3営業日で270円あまり上昇しており、本日は米国株の反落を受けて売りが先行する展開となった。ただ、寄り付き後は円高一服とともに下げ渋る展開となり、日足チャート上で20500円台に位置する5日移動平均線水準を上回って前場を折り返している。米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエルFRB議長らの講演に市場の関心が集まっており、大きく売り込もうとする動きは乏しい。また、前日指摘したとおり各国の金融緩和や景気対策への期待が株式相場を支えている。

しかし、東証1部売買代金は連日で1兆5000億円台と低調に推移しており、本日もここまで7800億円程度にとどまっている。一段の戻りに期待した買いは限られるもようで、20日の空売り比率(東証)が43.4%まで低下したのを見ると、買い戻しの動きも徐々に鈍りそうだ。後場の日経平均は小安い水準でのもみ合いを想定しておきたい。なお、中小型の材料株には幕間つなぎ的な物色が向かいやすいだろう。ただ、本日は7月訪日外客数の発表が予定されているが、日韓関係の悪化などで関連銘柄には警戒感が広がる可能性がある。(小林大純)

《AK》

提供:フィスコ

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