資生堂が買われる、高級化粧品好調で訪日中国人客急増も追い風材料に
資生堂<4911>がマドを開けて買われ、一時326円高の8420円まで買われた。世界景気減速への懸念が高まるなかも化粧品分野への影響は限定的との見方が強く、高級ブランドで商品競争力の高さが際立つ同社は業績面からのアプローチで見直し買いを誘導している。世界最大のドラッグチェーンであるワトソンズグループと戦略的提携を締結していることで、世界戦略への期待も大きい。また、同社は中国向け売上比率が高く、19年4~6月期は営業利益が前年同期比25%増と好調だったが、これは中国向けの需要を取り込んだことが反映された。きょうは、前日発表された7月の訪日外国人観光客数が前年同月比5.6%増と単月としての過去最高を更新するなか、中国人訪日客の伸びが顕著だったことも株価を刺激する格好となった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)