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2019年8月23日 5時20分
注目

前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

■KLab <3656>  1,109円 (+86円、+8.4%)

東証1部の上昇率2位。KLab <3656> が急反発したほか、enish <3667> なども商いを伴い上値を追っている。両銘柄とも年初来高値を更新。市場では「全体相場は凪状態で閑散商いのなか主力株も手掛けづらく、相対的に値の軽い材料株に物色の矛先が向かいやすい。ゲーム関連株は来月に東京ゲームショーなどを控えており、これに絡む思惑で買いの対象となりやすい」(国内ネット証券アナリスト)としている。

■ゼロ <9028>  1,008円 (+78円、+8.4%) 一時ストップ高

ゼロ <9028> [東証2]が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は21日、トヨタ自動車 <7203> などが出資しているMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を事業目的とした企業「MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)」が設立したMONET コンソーシアムに参画したと発表。これが材料視されたようだ。同社は車両輸送事業を中心に、車両保管・管理、納車前整備、ドライバー派遣などを展開している企業。MONET コンソーシアムに参画することで、MaaSに関連した新規事業の開拓や新たな価値創造などにつなげるとしている。

■GameWith <6552>  807円 (+58円、+7.7%)

東証1部の上昇率3位。GameWith <6552> が3連騰。21日、同社が発行済み株式数(自社株を除く)の1.49%にあたる27万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月22日から10月31日まで。

■チャームケア <6062>  2,380円 (+165円、+7.5%)

東証1部の上昇率4位。チャーム・ケア・コーポレーション <6062> が3連騰で上場来高値更新となった。同社は関西圏を中心に参入障壁の高い介護付き有料老人ホーム事業(介護事業)を手掛ける。高齢化が進むなか、足もと既存介護事業の高い入居率を維持しつつ、次の安定的な収益基盤の育成のため、シニア分譲マンションや有料老人ホームの自社開発などの不動産事業への取り組みを始めており、今後幅広い需要を取り込むことに対する期待が膨らんでいる。岩井コスモ証券が21日付で同社の投資判断「B+」から「A」、目標株価を1600円から2500円へそれぞれ引き上げた。21年6月期売上高について、今期会社側計画に対して25%増の250億円、営業利益は同32%増の24億5000万円と大幅増収増益を予想している。

■エスエルディー <3223>  1,004円 (+57円、+6.0%)

エスエルディー <3223> [JQ]が急反発。22日午前中に、トークンエコノミー型グルメSNS「シンクロライフ(SynchroLife)」を運営するGINKAN(東京都港区)と資本・業務提携を締結したと発表しており、これが好感された。エスエルディーでは今回の出資を通じ、「メディア」×「AI」×「トークンインセンティブ」の組み合わせで、新たなグルメメディアのあり方を構築するのが狙い。同時にGINKANは、エスエルディーの親会社であるDDホールディングス <3073> 傘下のDD Holdings Open Innovation Fundを引受先とする第三者割当増資も実施する予定としている。

■U&C <3557>  1,514円 (+83円、+5.8%)

ユナイテッド&コレクティブ <3557> [東証M]が大幅3日続伸。21日、営業店舗物件の退店要請に伴う立退料として、20年2月期第2四半期に特別利益1億円を計上すると発表したことが買い材料視された。

■資生堂 <4911>  8,543円 (+449円、+5.6%)

東証1部の上昇率10位。資生堂 <4911> が急反発。世界景気減速への懸念が高まるなかも化粧品分野への影響は限定的との見方が強く、高級ブランドで商品競争力の高さが際立つ同社は業績面からのアプローチで見直し買いを誘導している。世界最大のドラッグチェーンであるワトソンズグループと戦略的提携を締結していることで、世界戦略への期待も大きい。また、同社は中国向け売上比率が高く、19年4-6月期は営業利益が前年同期比25%増と好調だったが、これは中国向けの需要を取り込んだことが反映された。22日は、前日発表された7月の訪日外国人観光客数が前年同月比5.6%増と単月としての過去最高を更新するなか、中国人訪日客の伸びが顕著だったことも株価を刺激する格好となった。

■ZOA <3375>  838円 (+44円、+5.5%)

ZOA <3375> [JQ]が急伸。21日、同社が発行済み株式数(自社株を除く)の7.97%にあたる12万6000株(金額で1億4万4000円)を上限に、8月22日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■関電化 <4047>  690円 (+30円、+4.6%)

関東電化工業 <4047> が大幅反発。旧村上ファンド関係者が運営する投資会社エフィッシモ キャピタル マネージメントが21日の取引終了後、財務省に変更報告書を提出したことで、エフィッシモの関電化株式保有割合が5.76%から7.06%に上昇したことが判明。これを受けて、需給思惑の買いが入っているようだ。なお、保有目的は純投資としている。

■ブライトパス・バイオ <4594>  311円 (+13円、+4.4%)

ブライトパス・バイオ <4594> [東証M]が大幅続伸したほか、リプロセル <4978> [JQG]、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576> [JQG]、アンジェス <4563> [東証M]、キャンバス <4575> [東証M]など中低位のバイオベンチャー株に買いが目立つ展開。21日の欧米株高を受け、22日の東京市場は買い優勢で始まったものの主力株の上値は重かった。個人投資家など短期筋は米中摩擦問題や為替相場の影響を受けにくい内需系の小型株に資金をシフトさせている。ただ、22日は一部小型成長株ファンドの売りが観測されており、株価水準の高い銘柄には上値の重さも意識されている。機関投資家が保有していないバイオ関連の低位株は消去法的に資金が向かっている面もあるようだ。

■ナラサキ産業 <8085>  1,760円 (+57円、+3.4%)

ナラサキ産業 <8085> [東証2]が大幅続伸。21日にHPCシステムズ <6597> [東証M]が東証マザーズへの株式上場(IPO)の承認を受けたことから、同社の大株主であるナラサキ産業が見直されている。HPCシスは、科学・工学向け高性能コンピュータのソリューション提供を行っており、9月26日に新規上場する。目論見書によるとナラサキ産業はHPCシステムズの27万9000株(持ち株比率6.41%)を保有する第3位の株主となっている。また、菱洋エレクトロ <8068> はHPCシスの45万株(同10.34%)を保有する第2位の株主となっている。

※22日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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