<注目銘柄>=ALBERT、資本・業務提携奏功し受託増加
ALBERT<3906>は下値拾いの好機にある。
同社は、クライアントごとに特化したビッグデータ分析、アルゴリズム開発、人工知能(AI)のシステム実装などを提供するプロジェクト型サービスを主力に、幅広いクライアントを対象とするAIを搭載した汎用的な自社プロダクトの提供などを展開。7月末に発表した上期(1~6月)単独決算では、主要プロジェクトの受注が好調に推移すると同時に受注案件が大型化傾向にあり、売上高が大幅に伸長。データサイエンティストやコンサルティング営業人員、コーポレート人員などの採用費・人件費が想定を上回ったものの、営業利益7700万円(前年同期比2.9倍)と大幅増益となった。
特にトヨタ自動車<7203>、東京海上日動火災保険(東京都千代田区)、KDDI<9433>との資本・業務提携で、提携先(グループ会社含む)との取引が深耕しているほか、提携が “技術への信頼感”につながり、受託が増加傾向にあることもプラスに働いている。19年12月期通期業績予想は、営業利益3億6000万円(前期比79.0%増)を見込むが、来期はデータサイエンティストの増員が業績拡大につながり、営業利益は大幅増益が期待できる。(温羅)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)