資生堂の強調展開目立つ、信用倍率0.2倍で買い戻しが株高を後押し
資生堂<4911>の強調展開が目立つ。株価は8月上旬に7000円台を割り込む場面もあったが、好調な4~6月期決算が開示されたことを起爆剤に一気に切り返す展開となっている。株価は8000円近辺でいったん戻り売りをこなした後、中国人訪日客の増勢を手掛かり材料として再び大きく上放れてきた。高級化粧品が好調で、中国向けeコマースやインバウンド需要が売り上げを押し上げている。19年12月期営業利益は1200億円見通しと前期比2ケタ増益を見込む。一方、株式需給面では東証信用残が大幅に売り長で、23日申し込み現在の信用倍率は0.21倍。売り方の買い戻しが株価に浮揚力を与えている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)