話題株ピックアップ【夕刊】(3):ファーマF、パルマ、ニチモウ

注目
2019年9月2日 15時23分

■ファーマフーズ <2929>  520円  +37 円 (+7.7%)  本日終値

ファーマフーズ<2929>が大幅高で5日続伸となっている。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「今後3年間はベトナムやフィリピン、タイ、マレーシアなど東南アを開拓する」と紹介されており、これを好材料視した買いが入った。富裕層の拡大や健康志向の高まりなどで次世代の市場として注目しているとしており、地域の有力企業との協業が鍵になるとしている。

■パルマ <3461>  710円  +44 円 (+6.6%) 一時ストップ高   本日終値

パルマ <3461> [東証M]が一時ストップ高。8月30日大引け後、株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料視された。毎年9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律クオカード1000円分を贈呈する。19年9月末時点の対象株主から株主優待制度を開始するとしており、権利取りを狙う買いなどが向かった。

■ニチモウ <8091>  1,750円  +99 円 (+6.0%)  本日終値  東証1部 上昇率10位

ニチモウ <8091> が続急伸。8月30日大引け後、従来無配としていた20年3月期の上期配当は創立100周年記念配当として50円(前年同期は無配)を実施すると発表したことが買い材料視された。年間配当は100円(前期は50円)となり、前日終値ベースの配当利回りは6.06%に上昇した。上期の配当権利日を約1ヵ月後に控え、配当取りを狙う買いなどが向かった。

■ピープル <7865>  1,090円  +61 円 (+5.9%)  本日終値

ピープル <7865> [JQ]が続急伸。8月30日大引け後、20年1月期上期(2-7月)の連結経常利益を従来予想の4900万円→7400万円に51.0%上方修正。減益率が49.5%減→23.7%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。7月の国内販売が想定以上に好調だったことが寄与。乳児・知育カテゴリーの定番品が増えたほか、育児用品カテゴリーでは好評で欠品していた「テディハグ」の出荷や自転車の受注が伸びた。なお、通期の業績見通しは引き続き開示しなかった。

■ホロン <7748>  2,291円  +128 円 (+5.9%)  本日終値

ホロン<7748>が続伸、25日移動平均線を足場に上放れ、8月9日の戻り高値2238円を上抜いた。電子ビームを使ったマスク回路検査・測定装置を手掛け、半導体関連株が総じて戻り歩調を強めるなか、注目度が高まっている。特に、半導体の微細化投資で脚光を浴びているEUV露光装置向けで同社の電子ビーム関連技術に対する引き合いが旺盛、今後の収益成長期待が強い。株式需給面では貸株調達による空売りの買い戻しが株価に浮揚力を与えている。

■イード <6038>  897円  +50 円 (+5.9%)  本日終値

イード<6038>が大幅続伸。ITサイト運営を手掛けるがM&A戦略や提携戦略の推進が功を奏し、利益は高成長が続いている。7月には富士山マガジンサービス<3138>と出版社向けのECサイト運営支援事業(マガコマース事業)を協業することで事業提携契約を締結、8月には携帯電話販売代理店トップのティーガイア(東京都渋谷区)と資本・業務提携を行うことを発表している。また、同社は自動車と通信業界双方にパイプを持つ強みを生かし、5G時代の到来をにらんだ「イード5Gモビリティ」という経営戦略ビジョンを打ち出している。来年にかけて国内でも5Gインフラ整備が加速することが予想され、同社の展開力に期待がかかる。19年6月期通期決算は営業利益が前の期比21%増の3億1000万円、20年6月期の営業利益見通しについても13%増の3億5000万円予想と2ケタの利益成長が見込まれている。

■バルクホールディングス <2467>  432円  +24 円 (+5.9%)  本日終値

バルクホールディングス<2467>は大幅反発。この日正午ごろ、子会社Strategic Cyber Holdings(SCH、東京都港区)が扶桑電通<7505>とセキュリティー分野で提携し、扶桑電通の顧客基盤及び販売ネットワークを活用したSCHソリューションの販売契約を締結したと発表しており、これが好感された。今回の提携は、サイバーセキュリティー分野で、両社の経営資源や独自の強み・ノウハウを生かすことで、双方の事業拡大を図るのが目的。特にSCHでは、扶桑電通の顧客基盤やネットワークを通じたセキュリティー診断ソリューションの販売拡大を目指すとしている。

■ツクルバ <2978>  2,302円  +97 円 (+4.4%)  本日終値

ツクルバ<2978>が続伸。今年7月31日に東証マザーズに上場、初値形成は公開価格と同値の2050円だったが、8月下旬以降、不動産株への投機資金流入が顕在化するなか物色人気化し、同月28日には2400円台まで買われる場面があった。中古マンション流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を運営、アクティブ会員数の増加に力を入れている。首都圏のマンション取引で中古物件の取引が活発化しており、18年の中古マンションの成約数は新築供給戸数をわずかながら上回ったことが伝わるなか、同社の収益環境に追い風が意識されている。

■ロコンド <3558>  906円  +35 円 (+4.0%)  本日終値

ロコンド<3558>が大幅高で3日続伸。きょう付けの日経MJで「小田急百貨店の靴売り場でロコンドの商品を注文できるサービスを始めることで合意した」と報じており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、同サービス「ロコチョク」により、消費者は売り場でサイズやフィット感を確かめた上で購入し、後日自宅で商品を受け取れるようになる。百貨店側は店頭在庫を減らせるメリットがある一方、ロコンドは在庫リスクを引き受け、百貨店の来店客からの認知度向上を狙うのが目的としている。

■日本創発グループ <7814>  913円  +30 円 (+3.4%)  本日終値

8月30日、日本創発グループ <7814> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の8.06%にあたる100万株(金額で8億8300万円)を上限に、2日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

●ストップ高銘柄

アトラ <6029>  293円  +80 円 (+37.6%) ストップ高   本日終値

セルシード <7776>  648円  +100 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値

インタートレード <3747>  557円  +80 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値

テモナ <3985>  566円  +80 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値

LCホールディングス <8938>  721円  +100 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

以上、5銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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