注目銘柄ダイジェスト(前場):イボキン、アダストリア、良品計画など

市況
2019年9月4日 12時02分

アダストリア<2685>:2219円(+119円)

大幅続伸。前日に8月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比5.5%増、客単価が同0.1%上昇したほか、客数も同5.4%増加している。気温の上昇など背景に、夏物商品の売れ行きが加速化したもよう。自社WEBストアがメンテナンスで営業を休止しており、これを除いたベースでの増収率は同12.9%増となっているもよう。既存店売上は6月に一時落ち込んだが、その後の順調な回復が確認され、ポジティブな反応につながっている。

ディップ<2379>:2454円(+60円)

大幅続伸で年初来高値を更新。CLSA証券では投資判断を「セル」から「バイ」に、一気に3段階格上げしている。目標株価も1250円から2900円にまで引き上げへ。人手不足により需要が増加するなか、残業時間を減らした正社員に対しては副業やパート・タイムの職に就くことが奨励されるなどで、需要成長モメンタムは持続とみている。anのサービス終了による競争緩和で市場シェアの拡大も期待できるとしているようだ。

良品計画<7453>:1873円(+58円)

大幅続伸。前日に発表した8月の月次動向が好感されている。直営既存店売上高は前年同月比12.0%増、4カ月連続でのプラス成長となり、2ケタ成長は2年ぶりとなる。客単価が同4.0%低下したものの、客数が同16.7%増加した。とりわけ、衣料・雑貨が同26.1%と伸長しけん引役に。梅雨明け以降の気温上昇によって、盛夏商品の売上が月前半に大きく拡大したもよう。

イボキン<5699>:2831円(+162円)

大幅に3日ぶり反発。金属リサイクルなどを手掛けるグループ会社を統括するリバーホールディングス(東京都千代田区)と資本業務提携契約を締結すると発表している。官民ファンドのINCJ(同)が保有するリバーHD株20.5万株を取得する。議決権比率は1.2%で、取得価額は約2.03億円。経営資源とノウハウを相互補完し、高度経済成長期に建設された建築・建造物の解体工事を推進するとともに、効率的な資源循環を達成することが狙い。

ファーストリテ<9983>:63050円(+860円)

続伸。前日に8月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比9.9%増、2カ月ぶりのプラスに転換している。客単価が同3.2%低下した一方、客数は同13.5%の増加となった。夏物コア商品を中心に販売が好調だったもよう。19年8月期通期での既存店増収率は前期比1.0%増となり、7年連続で前年を上回った。8月は他の衣料品専門店も堅調推移となっているが、増収率の相対的な高さなども評価材料に。

チェンジ<3962>:2089円(+1円)

4日続伸。デジタル化を社内で推進する人材を育成するための「デジタル人材育成サービス統合パッケージ」の展開を開始すると発表したことで前日も強い動きが目立ったが、本日は、出資先企業がマザーズ上場承認を受けたと発表、追加の支援材料とされている。2018年7月に出資したAI CROSSが10月8日予定でマザーズに新規上場、同社が2017年3月より開始した『IPOアクセラレーションプログラム』における3社目の上場企業となる。

綜研化学<4972>:1239円(+29円)

大幅に反発。8万株(9680万円)を上限に自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は0.96%。1株につき1210円で、4日朝の立会外取引(ToSTNeT-3)で買付けを委託する。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的。前日に年初来安値(1207円)を付けており、自社株買いを契機に押し目買いも入っているようだ。

ジョルダン<3710>:1491円(+32円)

大幅に3日続伸。LINE<3938>のコミュニケーションアプリ「LINE」上で利用可能な「ジョルダン乗換案内」のサービスを3日から開始すると発表している。LINEは家族や友人との日常的なコミュニケーション手段として利用されることが多いため、経路をそのまま伝える「そのままシェア」に加え、シェアされたユーザーが出発地を指定し直して再検索できる「待ち合わせシェア」を開発・実装した。

《ST》

提供:フィスコ

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